ラ・モントルの手記

自由に、繋いで、美化しよう!

白と黒を行ったり来たり

久しぶりに書くブログがこんなに暗くてどうしよう。内容が内容なだけに長くなりそうなのが自分でもわかる。(案の定8000字越え…) だけどどうにもこうにも吐き出す場所が他にないので、とりあえずここに残しておくことにします。振り返った時に笑えるようなものになっていればいいけれど、生憎そういった保証はない。この先どうなるか全くと言っていいほど見当がつかない。彼らの少し先の未来でさえも一ファンの私なんぞには到底はかることはできない。

 
話は今から数時間前に遡る。夕飯を食べ終えてソファーでゴロゴロしながら携帯をいじっていると、何やらエイプリルフールのようなニュースが私の目に飛び込んできた。なんと日本の公式ホームページから【EXO PLANET #2 - The EXO'luXion - in JAPAN】におけるレイさんの全日不参加が発表されたのだ。このたった一通のメールで福岡、東京、大阪全ての公演で彼の姿を見ることはないという悲しい現実が私たちに突きつけられた。日本での単独コンサートのスタート地、福岡は今月の31日だ。あと1週間しかない。いよいよ覚悟しなければならない時が来てしまったのかと、当初は本気でそう思った。それでも彼本人からの言葉がまだ表に出ていないという状況が、崩れ落ちそうなファンを辛うじて支えていることには違いなかった。
 
私がEXOに興味を持ち始めたのは今からもう3年以上も前、2012年の6月頃だったと記憶している。アイドル戦国時代と言われ、生き残り競争が最も激しかったとされるこの年。そんな中でも現地メディアから「東方神起、スーパージュニアの後輩がデビュー!期待の新星!」と積極的に取り上げられよいしょされ、韓中混合グループとして他の追随を許さなかった最強の男の子ばかり12人、それがEXOである。SMは新しい売り出し方法として焦らし焦らしの100日間プロモーションを敢行し、ここまでやるのかと皆の度肝を抜いた。韓国最大手がここまで莫大な金と時間を惜しみなく投資して世に送り出した宇宙人という名の”刺客”。他の事務所にとっての脅威となる存在だったことは間違いない。彼らの思惑通りというべきなのかその綿密に作り込まれた世界観に、アイドル好きの乙女達の心はあっという間に吸い込まれていった。
 
「きた!!!!!こんな子達を待っていた!!!!」
 
顔も良いけど歌も良い。ダンスも良い。性格も皆バラバラで、見ていて面白い。何より若い。ハマらない理由がなかった。
 
そんな彼らが日本でも人気が出るのは至極当然の流れで、私設ファンサイトの会員者数は日を追うごとに増えていった。私は今でこそレイさん推しだが、初めのうちは違う人を見てキャーキャー言っていたので好みは歳をとるに従って変わっていくというのはそうだと思う。ならばどうしてレイさんなのか。どうして私の中でレイさんが一番になったのか。理由はぶっちゃけると自分でもよくわからない。が、きっかけを挙げるとするならデビューしてから数ヶ月後にファンミーティングと称して行われた中国でのプロモーション活動が大きかったように思う。
 
その頃のレイさんはいつもMのリーダーで公式の並び順が隣であるクリスの背中に隠れていて、あまり自分から進んで前に出るようなタイプではなかった。振られたら申し分のない程度に一言二言ぼそっと話すだけだったし、ハッピーウイルスのチャニョルみたいに大口開けて笑うなんてこともない。盛り上げ上手なベッキョンみたいに会話の中心にいる存在でもない。ただ皆が楽しそうにしているのをいつも一歩離れたところから静かに見守っている。言うならばEXOのお母さん的ポジにいる人、少なくとも私には当時のレイさんはそう映っていた。
 
ところがある日、こんなことが起こった。インタビューの返答に詰まってしまい、どうしようどうしようと慌てているクリスを見たレイさんが、徐ろに持っていたマイクをパッと上げて話し始めたのだ。完璧なまでの代弁だった。そこには恥ずかしそうに俯いているいつものレイさんはいない。凛とした背中にキリッとした瞳、そして物怖じしないハキハキとした口調。
 
なしたァ?!なにそのキャラ?!?!!!?!?
 
よくよく聞くと物心つく前からテレビの前に出る仕事をしていたという。ああなるほどと。物静かでシャイで、何を考えているのかよくわからない。普段の彼はちょっとばかし近寄りがたい雰囲気を漂わせている。それなのに不思議と、あの人は誰よりもあたたかい目をしていた。何があっても受け止めてくれそうな懐の深さは、時折発する短い言葉や控えめな行動から確かに感じることができた。私は無意識にこの人は他のメンバー達とどこか違うと線引きをしていたけれど、それこそただの先入観というものにすぎなくて、レイさんはただ周囲の人間に対して”穏やかに、礼儀正しく、慎ましく(五・七・五)”を貫いていたにすぎなかった。それは彼がこの厳しい世界で生きていくために学んで、身につけていった、ある種の知恵だったのかもしれない。デビュー直後で肉体的にも精神的にも不安定なEXO-Mにとっては彼がまさに縁の下の力持ちだった。
 
その後のインタビューや一発撮りのテレビ収録でもレイさんは幾度となくピンチをチャンスに変えてきた。そういう場面を目にするたびにこの人はもしかすると天才なのかもしれない、もっとすごいものを内に秘めているのかもしれないとワクワクしたが、何でもないようなところで突然ドジる。発想が皆よりも少々斜め上を行っている。どこか少し頼りなくて、そそっかしくて、見ているこっちがハラハラすることもある。だがその愛おしいほどの不完全さこそが、何よりも彼の魅力だった。私は気が付くとレイさんを目で追うようになっていた。レイさんが話すと自然と笑顔になっていた。そんなこんなで、レイさんはいつのまにか私の中の一番になっていた。
 
彼を語る上で、天然すっとぼけ事件を避けては通れないだろう。とある中国の番組でMの6人はジェスチャーゲームをすることになった。言葉を発するのは禁止、身振り手振りのみで指定された単語を先頭から順番に伝えていくアレである。
 
お題は優柔不断。これが簡単そうで、結構難しい。スタートはリーダーのクリスから。右手と左手を交互に指差し、どちらか決めかねているというジェスチャーをしながら必死に目で訴えかけると、レイさんから「あ〜〜〜(なるほど)」の声。大陸のファン曰く彼がこのトーンを発している時は基本何も考えていないか何もわかっていない時、つまりは無の状態、らしい。案の定レイさんは隣に座っていたルハンに向けてドヤ顔で自身の左手を見せると、右手の指でそれを示し、そのまま何かを書き殴り、最終的にはぐちゃぐちゃに丸めて放り投げるというトンデモ仕草をやってのけた。この時点でもう優柔不断は完全に消滅した。どんなにジェスチャーゲームが得意な人でもこのぐちゃぐちゃ、ぽーん☆から優柔不断という言葉は出てこないだろう。画面を通してクリスの溜息が聞こえた気がした。その後ルハンは怪訝そうに眉をひそめるシウミンに対して俺にはムリだ察してくれ、と女泣かせの困り顔でぐちゃぐちゃぽーん☆を押し付け、シウミンはチェンに弟よ兄ちゃんがすまない、とその意味不明な動作を申し訳なさげに繰り返し、チェンはタオに…と流れていくわけだがチェンも当然このぽーんと放る仕草から連想される単語が全くもって検討つかないのでタオに中国語で「ごめん…」と謝っていた。一番謝るべきは初っ端から優柔不断を消し去ってしまったあのすっとこどっこいである。後に素晴らしい感性を持った末っ子のひらめきによってその場は収束に向かうわけだが、あれはどう考えても一般人にはわからない。今見てもそう思う。(※画像参照)
 
 
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レイさんが日本での人気が出始めたのはやはりSMTが大きかったと私は思っている。EXOだけではなくその事務所に所属しているアイドルが一同に会する、まあ少し意味合いは違うが年末のジャニーズカウントダウンライブみたいなものだ。東方神起のためだけに来る人もいるし、少女時代とSHINeeを見に来る人もいるし、これからハマる予定なのでとりあえず品定めに、という人もいる。年齢層も男女比もバラつきのある、なかなか面白いコンサートである。そしてその際に自己紹介として一人当たり持ち時間10秒程度を与えられたEXOは思い思いの挨拶をする。「来ていただいてありがとうございます」「盛り上がりましょう!」「大好きです」「風邪に気をつけてくださいね」と言った文がお決まりだが、レイさんはなんと持ちネタがあるのだ。
「銀河から来たユニコーン、レイです」
これが強い。日本人だとそのままさらりと流してしまうような短文であるが、中国人であり、且つ日本語に親しむ機会がないレイさんが言うのは私たちが東京特許許可局を連続早口で言うのと同じくらい難しいのである。レイさんは「銀河」がうまく言えないので当時はキンカン「キンカ」「キカ」などの聞き間違いが相次いだ。これがどれも日本語として実際に存在している単語であるので余計に憎い。そして去年だったかキンカンから来たユニクロがいるらしい」ツイッター上で話題になった。ユニコーンすら聞き取れていないという非常事態だった。以来レイさんは”不思議な子”として日本のお茶の間に定着していった。
 
 
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そんなレイさんにはある夢があった。
「自分の母国、中国で認められたい」
これが現在のEXOにおける活動に最も重大な影響を及ぼしている。レイさんは今年の3月末に個人事務所をSMとの専属契約内で運営することを発表した。これは韓国の事務所に所属している外国人としては前例がなく、彼が初の試みだという。以前より中国進出を視野に入れていたSMと、母国で活動の場を広げたいというレイさんの利害がとどのつまり一致したことになる。設立のタイミングが悪かったことを除けば、出だしは比較的順調だった。レイさんもとある中国のインタビューで
「個人事務所を作るにあたって、交渉前にメンバーには話をしました。一人一人個別に」
と言っていたし、CMBの活動が映画撮影でほとんど参加できなかったのは少々不本意であったかもしれないけれど、メンバーもとりあえずは了承していたことになる。撮影が詰まって現地から離れられないためカムバック活動の一環として行われた記者会見ではテレビ電話で韓国と中国を繋ぐという試みもとられた。リーダーのスホは「早く会いたい、身体に気をつけて頑張ってほしい」と声をかけた。この映画の撮影が終われば、またEXOとしてステージに立つレイさんが見られる。もう少しの辛抱だとファンは皆そう思っていた。初の映画出演だったこともあり、共演者と一緒に写真に写っているレイさんは母国の言葉に囲まれて、母国の愛に包まれて、とても幸せそうに笑っていた。私も映画の公開が待ち遠しかったし、これをきっかけにEXOはまた中国での活動を再開してくれるんじゃないかと、当時は本気でそんなことを考えていた。
 
そういう中でEXOは4月8日にデビュー3周年を迎えることになる。記念イベントが北京で行われることは前々から決まっていた。だがレイさんが参加できるかどうかわからないという。本人は北京で撮影中なので来られないはずがないというのがファンの予想だっただけに、まさかの事態だった。結局ギリギリ、滑り込みセーフの参加になったわけだが、終わるとハヤブサのごとくマッハでレイさんは撮影地に戻っていった。イベント中は終始笑顔だったが、目を伏せる仕草がいつもより多かったことに気付いた人はどのくらいいるだろう。疲労が溜まっているのは明らかだった。そして私は数ヶ月後のインタビューで当時の裏話を知ることになる。
「EXOの3周年記念イベントになんとか参加しようと共演者皆に事情を説明し、監督に頭を下げてほんの数時間の休暇を貰った」
きっともう、この時点で何かがおかしかったのだと思う。事実これをきっかけにバラエティー番組のキャスティングや記念行事のゲスト起用があれよあれよと言う間に決まり、そして幸か不幸か撮影に日数を要する映画出演の話も再び舞い込み、次第に韓国へ戻る回数は減っていった。それに乗じてEXOのメンバーと会う時間も、減っていった。
 
私は正直、個人事務所を作ることにあまり良い印象は持っていなくて、そういう類のツイートは見ないようにしていた。というよりはいつもであれば韓国語で即訳が入るようなインタビュー記事でさえ、何故か流れてこなくなったのである。英訳はあっても、韓国語訳がない。EXOの活動とは関係なく発せられたレイさんの言葉は、だんだん私達に届かないようになっていた。中国のファンは日本や韓国のファンとは異なりツイッターを使う習慣がない。それもあってか、アイドルとファンの間では最も致命的な《関心が薄れていく》という事態が起こっていた。そしてとうとう、レイさんは音楽番組にも姿を見せなくなった。
 
それでも単独で行われたコンサートへの参加は絶対だった。ソウル、上海、バンコク、北京。レイさんは過密なスケジュールの合間を縫って現地へ飛んだ。ツイッターで追うことさえ大変な程の移動頻度。前日の夜中に到着し、午前で数時間のリハーサルを行い、当日終了するとその足で空港へと向かう、なんてこともザラにあった。久しぶりに顔を見られたので嬉しいと快く迎える人もいたが、こういう時だけ参加して何様だ、という人も少なからずいた。それでも何を言われようと、レイさんはステージに立っていつもと変わらないパフォーマンスをこなした。ぶれることは決してなかった。ダンスや歌に関して手抜きは一切見せなかった。
「本質を忘れちゃいけない、僕の根本は歌手で、EXOだから」
この言葉が私達ファンにとっての支えというか、ある種のバロメーターみたいなものになっている。レイさんがEXOでいる限りその針が振り切れることはないし、9人の枠というものに納まっていればまず変化することはない。それがどうしたことか、今回の単独コンサートに至っては全日不参加ときた。多方面から何十ものアイドルが集まるような合同コンサート(2〜4曲披露)であれば、そのためだけにわざわざ韓国へ戻って収録することはない、という言い分は百歩譲って理解できる。だが今回はEXOしか出演しない。
EXOのEXOによるEXO(ファン)のためのコンサートである
 
「お金出しても会えないなんて」「いつから優先順位が変わってしまったのか」「脱退フラグ」「結局誰がゴーサイン出してるの?」「はっきりしてほしい」ファンの言い分はだいたいこんな感じである。レイさんを責める人もいれば事務所を責める人もいるし、レイさんを責めるファンを責める人もいる。現在のツイッター上は土俵と化しており、はっけよいのこったで暴動が起きかねない状況だ。行司がいないのが更に痛い。公式文はこうである。
「中国での個人活動により、スケジュールの調整が困難になったため、LAYの本ツアーの参加を見送らせていただくことになりました」
責任の押し付け方は多種多様だ。こうやって書いておけばレイさんの個人事務所が一方的に悪いような感じがしなくもなくもない。もう本当に意味がわからない。
 
確認しておきたいのは、個人事務所がSMの従属契約内で運営されているということだ。スケジュールの調整並びに最終決定権を所有しているのはSMであるのか、それともある一定のラインを越えなければ個人事務所という名の下で彼が自由に組み込むことができるのか。残念ながらこの一文だけでは判りかねる。以前私が読んだ記事にこういうものがあった。
「今後EXOは日本での活動を積極的に展開する予定だが、一部の華人メンバーは残念ながら我が社との訴訟問題のために日本進出に参加できない」
これはSMの現社長であるキム・ヨンミンが中国のメディアに対して語ったものである。もはやここまで開き直られると何も言えないし、反論したところでどうにもならない。「」は見えない武器であり、ファンを抑えつけることのできる最強の常套句だと思った。結局誰も「法的拘束力」には勝てないのである。メンバーの言い分も、希望も、その両親の想いも、全部これで言いくるめられてきた。辞めていったのはみんなEXOという地位と引き換えにそれと戦った子達だ。あの時は悲しいことにそうするしか、方法がなかった。
 
私達ファンに明かされている情報は限りなく少なく、全て憶測でものを言うしかできないことが辛い。だが今回のコンサートに関してはハッキリ言って言語道断である。福岡、東京、大阪と全都市を周る人は確実にいる。レイさんが好きで、一生懸命団扇も作って、バナーも自分で印刷した。そんな人達を思うとやりきれない。息抜きに1日だけと親に頼み込んだ受験生の女の子、毎日働いてこのためだけにバイト代を貯めた学生、地方から何万円もかけてやってくるお姉さん、子供と一緒に参戦できることを楽しみにしていた母親皆それぞれ理由は違うけれど、レイさんに会いたいと、EXOに会いたいとファンクラブに入って、半年も前からチケットを取って、本当に本当に楽しみにしていた。コンサート前のファンの気分は例えるならジェットコースターだ。落ちるのは公演が全て終わった後、レイさんをたっぷり堪能して現実世界に戻ってから、のはずだった。それが1週間前にして急に速度を上げ、降下した。捕まっていなかった身体は安全バーの下でふわりと浮いて、まるで宙に放り出されたような感覚に陥った。
 
現在、チケットの売りが先行している。当たり前だが出処は殆どがレイペンだ。どうしてこうなってしまったのかはわからない。わからないけれど、数日前までは「大きなステージでの公演で緊張していますが、皆さんに会えることを思うとドキドキします!」と言っていたレイさんの今の気持ちを汲み取ることは私にはできない。今まで何度も「単独コンサートにだけ参加するレイはずるい」と発していた他メンバーのファンの言葉にも、私はどう返したらいいのかわからない。もう彼のファンでさえも擁護できなくなってしまっている状況に誰でもいいから早く気付いてほしい。これは以前EXOが来日した際にレイさんが自身のSNSに載せたものである。
 
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【久しぶりに 一緒に ご飯 たべた】
あまりメンバーとの写真をSNSにあげないレイさんが来日した時に選んだのは食べていたラーメンではなく、家族団欒を写したそれだった。皆と再会できたことに対する喜びの気持ちがその短い文には確かに込められていた。だけど私はこの時、レイさんには改めて自分もEXOの一員だということを感じてほしかった。おかえり、と迎えてくれる人がいる。頑張れ、と応援してくれる人がいる。これ以上に幸せなことがあるだろうか。
 
今は正直言って、お先真っ暗だ。どうしてこう全部が全部悪い方向に流れてしまっているのかがわからない。自分を信じて、未来を見据えて、ただひたすらに突き進むその真っ直ぐな姿勢が好きだった。でも今はレイさんが目指すその場所が、私達には見えない。人の心のど真ん中にある感情は表現することで意味を持つもの、誰にも奪うことのできない唯一のものであるのに、ファンにはレイさんのそれがわからない。悲しいけれど今は皆が疑うことしかできていない。きっと彼自身も自覚はあると思う。その証拠に聞かれてもいないのに、まるでゼンマイ仕掛けの人形のようにレイさんは「僕はEXOを辞めません、僕はずっとEXOのメンバーです」を繰り返し公言している。
 
全部が不安定で、不透明で、一番辛い思いをしているのは誰だろう。ひとつ確かなことがあるとすれば、レイさんは日本のコンサートに参加したかった。公式メッセージを見る限り少なくともレイさんは数日前までは行く気でいた。でもレイさんは来ない。それが現実だ。EXOのメンバーがこのニュースを知ったのが、SNSを通してではないことだけを祈っている。