ラ・モントルの手記

自由に、繋いで、美化しよう!

【レポ】エクソのコンサート行ってきた!まるっと大阪3デイズ

遅ればせながらエクソルーション大阪のレポをつらつらと。早いものでドーム公演が終わってからもう1週間が経ちました。直後に風邪をこじらせつい先日まで熱にうなされていたのでこんなタイミングでごめんなさい。前置きはこのくらいにして、まずは万歳いきましょう。

 
我らがエクソ、オリコンウィークリーチャート初登場1位おめでとう!(バンザーイ) そして海外アーティストデビューシングル売上枚数歴代1位おめでとう!!!(バンザーイ) こんな大記録を打ち立ててくれるとは…感無量とはまさしく。CDが売れない時代に異国の地でここまでやってのけるグループは本当に珍しい
 
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新聞には「EXOの時代!!」とでっかく一面でとりあげられたし、ニュース番組にも呼んでもらえた。日本でのプロモーションは贔屓目に見てもばっちりだったので私からは特に言うことはない。です。地上波でカワイイ宇宙人たちの「Zip^ - ^」を見ることができる日が来るなんて…幸せ至極もいいとこだ。いやあ眼福眼福。その後来日が増えるかどうかはまだ未定だけれども、夢はでっかくいこう。ミュージックステーションです。
 
レポの前にエクソルーションの歴史をちょっと簡単におさらいしてみる。ツアーが始まったのが今年の3月なので、メンバーはもう何ヶ月も同じ歌を同じセットリストでこなしているということになる…お疲れさまです。ざっと書き出してみたけどちょいちょい曖昧というか不確かなところがあるので、抜けてっぞばかやろうこんにゃろうと気付かれた方は下のコメント欄より教えていただけると幸いです!
 
 
EXO PLANET#2 - The EXO’luXion  公演スケジュール
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3月7日(土) 韓国 - ソウル
3月8日(日) 韓国 - ソウル
3月13日(金) 韓国 - ソウル
3月14日(土) 韓国 - ソウル
3月15日(日) 韓国 - ソウル
5月30日(土) 中国 - 上海
5月31日(日) 中国 - 上海
6月12日(金) 台湾 - 台北
6月13日(土) 台湾 - 台北
6月20日(金) タイ - バンコク
6月21日(土) タイ - バンコク
7月18日(土) 中国 - 北京
7月19日(日) 中国 - 北京
8月16日(日) 香港 
8月17日(月) 香港 
8月22日(土) 中国 - 西安
9月12日(土) 中国 - 重慶
9月19日(土) 中国 - 天津
10月31日(土) 日本 - 福岡
11月1日(日) 日本 - 福岡
11月6日(金) 日本 - 東京
11月7日(土) 日本 - 東京
11月8日(日) 日本 - 東京
11月13日(金) 日本 - 大阪
11月14日(土) 日本 - 大阪
11月15日(日) 日本 - 大阪

…とまあこんな感じになる。こう見ると彼らの母国での開催が少ない。これだけやっといてまさかのたった5公演。もうちょっとそっちに比重置いてもいい気がします。11月以降もまだ数件控えてるみたいだけど、それでも韓国での予定はないとか。南京?だったかな?何故に南京!悪いこと言わないからソウルで頼むよ…
 
私は上記の青文字公演のみの参戦だったのですが、その日その日でビミョ〜に雰囲気が違ったので個人的な超ナナメ思考の感想を含めたレポ形式でザザッと3日間をおさらいしていきたいと思います。まずは初日から!
 
 
11月13日(金) エクソルーション大阪 〜京セラドーム1日目〜
この日はぶっちゃけると不完全燃焼。私自身もそうだったし、周りもなんだかイマイチのりきれないというか、終始どんよりとしたテンションでペンライト振っている人が多かったように感じました。まずびっくりしたのは、席に着いて天井を見上げたとき。
「黒シートかかっとるやないかい!!!!」俗に言う空席隠し、です。人が入らないから座席を黒いシートでまるまる覆っちゃうそれです。東方神起やスーパージュニアのコンサートで京セラドームにお世話になったことのある私には、トンデモレベルで衝撃的な光景。まさかここでお目にかかるとは。\はじめまして!/  半分といわず、2階席の上から3分の2くらいが完全にまっくろくろすけ状態。もうメンバーがそれに気付かないことを祈るしかなかった。
 
そうこうしていると「イッツ ディ エクソルーション」というイケヴォとともにオープニングが始まり、オバドズ、ヒストリーと続いて生で聴きたかった曲No1と言っても過言ではない、念願のエルドラド。曲のイントロが流れた瞬間にトリハダがさぁ〜〜っと身体を巡った。ああこの曲、この感じ!!!今までエクソが出したものではトップ5に入るくらいには好きな曲。そんな中でふとチャニョルが頭に浮かんで彼を探してみると
(100日プロモのそれより↓)
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息も絶え絶えに髪の毛を振り乱して全力必死で踊っていた。おかしいぞ、もうバテている。※エルドラドはOPから3曲目 
クソかわいいなオイ…と内心ニヤニヤしながらも私は彼から目を離すことができなかった。デビュー当時と比べるとダンスも格段に上手くなったし、「なんか微妙」と突っ込まれていたラップスキルも今じゃなかなかのものだ。最近はトレーニングにハマっていると言っていたし、あのジャケットの下には細いながらも筋肉がついてガッチリした身体が隠れているのだろう。(見たい!) それでも、パワーアップした新生チャニョルでも、感覚だけは普通の人と何ら変わりないのだ。彼の体力ゲージはヒストリーのサビと共にメインステージ横から噴出される炎の熱さに犯されて限りなくゼロに近付いていた。私は1塁側スタンドの前から6列目くらいだったんですけど、その距離にいても熱風が顔面を直撃してなにこれあつい!と感じたので、あれを間近で受けてるメンバーはきっと蒸し風呂状態。ニョルちゃんがんばれ。あと2日あるぞ。
 
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あの金ピカジャケットを着て棒をぶんぶん振り回すエクソを目の前にして、何も感じなかったといえば嘘になる。1ヶ月前までは私の推しはこの中にいて、片方の棒をぶっ壊してわたわたしながらもたのしそうに踊っていた。「イーシンがまたやらかした」というレポを見るたびに「出たドジっ子ー!」とケラケラ笑ったものです。それが今はまったくさっぱりで、レイさんがどんな風に何の話をしていたかも思い出せなくなっている。メンバーが彼の話題を口にすることもなくなった。お互いの仕事内容にやいやいケチつけないよう上から一言あったにしろ、心のどこかでは彼らが自分達を制限しているものを取っ払おうとせずにむしろそれを甘んじて受け入れてしまっている、という現状に対しての遣る瀬無さを感じていたし、そしてやっぱり長年ファンやってきた身としてはレイさんがいなくても成り立っている今のエクソを受け入れることには辛い思いがありました。
 
今回の日本単独コンサートで、メンバーがレイさんについて言及することは私の知る限りじゃひとつもなかった。そうひとつも!スホが何か言ったっぽいとかいうツイートがまわってきたけど、その方はきっと”来年”を意味する「ネニョン」を「レイヒョン」と聞き間違えたんだと思います。「ネ」と「レ」はどちらも母音が”e” だから、伸ばして発音されると同じ音のように聞こえてしまうのかもしれない。たしかに ”明日”という意味の「ネイル」も早口で流して発音すると「レイ」に聞こえないことも…ない。メンバーが「明日もありますが」「来年も来れたらいい」という風にこの紛らわしい単語をこぞって連発していたので、そう思ってしまった人がいても不思議じゃないです。コンサートの時はそれだけ皆あの人に対して過敏になってたんだ…きっと。
 
初日で記憶しているのはだいたいこのくらいです。久しぶりのエクソということもあり、固定のメンバーというよりは全体をぽけ〜っと観ていただけなので、コンサート中に起こった何かしらのハプニングさえもあまり覚えていない。他のお客さん方のレポで「ああこんなことあったな」って思い出すくらいのレベル。しかも超ぼんやり。ゆらゆら揺れていたら、あっという間に終わっていた。ダメじゃん!気を取り直して2日目いきましょう。
 
 
11月14日(土) エクソルーション大阪 〜京セラドーム2日目〜
この日は前日とは異なり、2回席もばっちり埋まっておりました(ホッ)。ヨクシ土曜日。着いて早々それを確認した私はケータイを起動させてセトリに目を通す。ほうほう。昨日入った時に、なんかグダグダする箇所があるなあと思ってはいた。当然知ってる曲だけど、順番をど忘れしてしまい悔しかったので、始まる5分前でエクソの皆さんにはたいへん恐縮ではあるけれど検索するに至りました。すると……出た。出やがった。こやつらだ。
XOXO→Lucky→3.6.5.というバラードでもダンスナンバーでもない曲3連チャン!!!!!!!
ここが私、このコンサートの中でいっちばん嫌いなところです。なんでまた同じような曲を連続でやるのかと。前列の方にいるファンにとってはファンサ貰えるハッピーラッキータイムかもしれないけど、それ以外はほんとにグダってしょうがなかった。2階席とか寝てたんじゃないかってくらい。曲の変わり目がわからないレベルで似すぎているそれ。間にトランスフォーマーとか挟んでほしかったです。まじで。あれがセトリに入っていないことが未だに信じられない…… ワザとだろこのワナ!!個々で聴くとXOXOとかは好きな方に入るんですけど、ひとまとめにされるとこうも印象が変わってしまうのかと残念でならない。あと個人的にはHurtがめちゃくちゃ嫌いです。のりづらい。ペンライト振りづらい。苦しい。そういう意味ではリアルにHurt。アイポッドのランダムで流れてきたら絶対飛ばします。
 
いったんMC挟んでからのクリスマスデイ〜アンコールまでは全部好き。後半は最高に良かった。FullMoonで「構え」、Machineで「用意」、Dropthatで「打て!」、LOTBで「命中(ドーン!)」と滑るような流れの良さはこのルーションの醍醐味と言ってもいいかもしれません。たとえが戦争。ここらへんの曲は全部アレンジが効いていて、耳馴染みのあるそれが新曲に聞こえるくらいにはとても良かった。みんな笑顔で楽しそうにステージを駆け回っていてエクソはこういうのもアリだな、と思いました。
 
そして2日目は人が増えたこともあるのか初日よりもMCがイキイキしていて、面白い発言がぽんぽん飛び出た。セフンは明太クリームうどん?なるものを食べたらしく、美味しかったのでみなさんも是非とゴリ推ししていました。不味そう、とか言ってる人いたけど明太クリームパスタのパスタをうどんに変えただけだからな。麺はみな兄弟。不味いことはなかろう。
 
エンディングMCでも「今何話そうか考えてます」と言ったセフンに対しスホちゃんが「喋りながら考えるんじゃなくて、考えてから喋ってくださいね」と一撃。思わず噴出したメンバーに、唖然とするセフン。そのあと小さな声で「…チンッチャ」と呟いたのは悶絶するレベルで可愛かった。彼は寧ろ初日から飛ばしていた方で「クローズゼロを観た」「小栗旬が好きだ」「最近はホタルのヒカリも観た」と身振り手振りを交えながら私たちに懸命に伝えようとする姿がとても印象的でした。何より日本の映画やドラマが好きだと言ってくれた。私の中で末っ子セフンの株がまたひとつ上がった瞬間だった。↑↑↑↑↑UP
 
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カイちゃんは「開(カイ)、心(ココロ)、オープンマインド」と書かれた紙を初日のスペル間違いにもめげずに掲げ続け、始めてからわずか数日にしてお約束ネタへと昇華させた。コールアンドレスポンスがいとも簡単に構築されるエクソのコンサート。レイさんの「プチョヘンザッ?!ミンナ、カワイイ〜」に次ぐブームとなりそうな予感がする。(※このプチョヘンザッ?!は時と場合により省略される)
 
メンバーがレイさんのことに触れずにいてくれたおかげで(?)コンサート中はあまりしんみりならずに済んだ。それでも私はずっとなにかモヤモヤしたものを抱えていて、それが自分の中でだんだんと大きくなっていくのをどうにかこうにか押し込めようと必死でした。気を抜いたらドバッと溢れ出てしまいそうになる。ダム崩壊。濁流ダクダク。このまま終わってしまうのか、本当にこれでいいのか、という声が頭の中をぐるぐる渦巻いていた。
 
 
11月15日(日) エクソルーション大阪 〜京セラドーム3日目〜
最終日は最近エクソに興味を持ち始めたばかりのド新規チェンペンと入りました。彼女の愛が届いたのか、Playboyではチェンが目の前でダンスを踊ってくれるここぞとない最高の位置。「○○〜〜!!こんな良い席とってくれてありがとうなァほんま!」と私の腕をもぎ取る勢いでぶんぶん振り回す友人に、これ私の名義じゃなくて譲ってもらったやつやけどな…とは言えず、とりあえず苦笑いで頷いていた。
 
ちなみに私は数ヶ月前までは日本のエクソルーション1公演も入らないつもりでいた。というよりも入れなかった。当時からもう11月の中頃は仕事で出張が決まってたんです。だからチケットも初めから申し込みしてなかったし、むしろ日本公演行けないなら中国まで行こう!くらいの気持ちでいました。そしたら何故か突然。本当に突然、それがまっさらの白紙になった。ほんだば近いし大阪行けるじゃん!?行きたい!チケット探そう!と検索検索〜するも殆ど求求求。それでも心優しいフォロワーさんが「いいよいっしょ行こ」と言ってくれて、んでもってオーラスも中国の友人のつてで無事確保できて、私はなんて恵まれてるんだ…と感動で目頭がじーんと熱くなった、矢先。
推しがこない!!行こうか行くまいか、頭から湯気が出る勢いで悩みました。
 
ひとしきり葛藤したけれど結局このざまで、まんまと3日連続京セラドームに通いつめることになった私。エクソが日本に来てくれる滅多とない機会だし、何より彼女をチェンに会わせてあげたいという気持ちが強かったんです。そういう意味では彼が来てくれただけでもこちらとしては万々歳。友人の悲しむ顔を見なくて済んだ。ほんとうによかった。
 
オーラス(最終日)とあって会場のボルテージは最高潮で、私の周りは空席もなく満員御礼。オープニングが始まり1日目や2日目と全く変わらずに組まれたそれがタイムテーブル通りにさくさく流れていく。ピーターパンあたりで酸欠になったのか軽く目眩がしてきたことを除けば、私の体内バロメーターもアンコールに向けて比較的順調に推移しておりました。それでも胸にぽっかり開いた穴はそのままで、正面からぐわっと押し寄せる皆の熱気が、何故か自分の身体を通り抜ける時には不思議なくらいひんやりしている。何も受け入れることのできないままここに来てしまった罪悪感、みたいなものは前回と全く変わらなかった。会場を包み込む歌声と、曲が終わっても鳴り止まない歓声が混ざり合って空中でゆっくりと弾ける。自分一人だけが置いてけぼりをくらっている感覚。ただただつらかった。
 
ふと気になって視線を隣に移すと、そこには右手にペンライト、左手に団扇を持ち大声でチェンを連呼している友人の姿。団扇は丸一日かけて完成させたと言っていたそれだろう。歪な形のタコ焼き、とっちらかっているピンクの星、その上からでかでかと英語で書かれたCHENの文字。不器用な彼女が一生懸命切ったり貼ったりして試行錯誤しながら作っている姿が目に浮かびました。ステージの上で歌っているチェンはもちろんキラキラしているけど、それを見ている友人も、私には彼と同じようにキラキラして見えた。大好きが集まって大好きが生まれる瞬間がある。その大好きを受けて輝く人がいる。幸せな時間が流れていた。現実を忘れられるような夢の世界がそこには確かに存在していた。キラキラキラキラ。それでも私のように大好きを届けることのできない人が混在していることも、また事実でした。
 
会場でレイさんの団扇を持っている人を見かけるたびに「ああこの人も自分の『大好き』を届けられなかったんだ」と思うと、私は今回の日本公演にただの1日も顔を出さずにいた彼のことをこの先どこか冷ややかな目で見てしまいそうで嫌だった。来られないという知らせを聞いたときは寂しかったし、腹立たしい気持ちももちろんありました。金返せと叫びたくなったことも事実です。だけどなんだろう、それだけじゃなかった。実際ここに来て初めて、レイさんではなく8人のメンバーに対する今までとは違った感情が生まれ始めていました。推しの不在にこだわってどこにもぶつけようのない虚しさを抱えたままこの公演が終わってしまうことが、私はきっと何よりも嫌だった。
 
エンディング直前という一番キツいであろう時間にだめ押しとばかりにやってくるダンスナンバー3連発(CMB→Growl→LMR)。最終日だし、と彼ら一人一人を注意深く観察していると皆揃いも揃って額から大量の汗を流しながら踊っている。息切れの音はひっきりなしにマイクを通してスピーカーから聞こえていた。その後すぐMCに入るわけだけど、横一列に並ぶまでのほんの少しの合間に耐えきれず座り込む子もいたし、膝に両の手をついてやっとのことで立っている子もいて、その時私はふと今まで彼らの何を見てきたんだろうと思った。9人で日本デビューを迎えて、単独としては初となる京セラドーム。そんな記念すべき日にメンバーが1人欠けるという緊急事態が発生した。どうやっても変えられない現実だけがファンの声をシャットアウトするかのように水面に膜を張り、真実は水の底に沈んだ。それでも彼らはエクソとして8人で、今この場所に立っている。
 
ここにいる8人の努力はきっとメンバーの穴を埋めるためではなくてこの公演を成功させたいという純粋な思いからきている。それに気付いた時、私は自分で自分をビンタしたくなった。(パーン!)途端にぽっかり開いた胸のそれがすぅっと埋まっていく。不思議な感覚でした。「レイがいないから楽しくない」「つまらない」「行く意味ない」そういう感情が生まれるのは『推し』という言葉が存在しているように、私たち各々の心に『一番』があるように、きっと当たり前のことなんです。変化を求められないアイドルがいる一方、常に新しいものを望まれ続けるアイドルもいます。好きじゃなくなったら離れる、飽きたら別の人を追いかける。全部が私たちには許されていることで、口出しする権利は誰にもない。だけど日本のファンのために精一杯の準備をしてくれていた8人がいた。普通ならば9人でやるべきことをなんとかやり遂げようとしていた8人がいた。ドームツアーが決まってから日本デビューまでトントン拍子で詰め込み作業だったとはいえ、日本語もがんばって覚えたし、ギャグも新しく考えた。全てはエクソというグループを応援してくれている日本の皆に喜んでもらうため。笑顔になって帰ってほしい、また来たいと思ってもらえるようなコンサートにしたい、その思いは一生懸命なパフォーマンスに表れていた。
 
コンサート後、帰りの電車の中で「エクソすごい!」「ドームやれたね!」という声を多く聞きました。ファンも正直、どう転ぶかわからなかった今回のそれ。完璧にやり遂げたのは偏に彼ら”8人”の努力の賜物だと思う。彼女たちの率直な感想を聞いて私はすっごく悲しかったけど、しょうがないなという気持ちの方が大きかったです。今回の公演に参加できなかったのは会社のせいにしろレイさんのせいにしろ、そこだけで済む話であって、メンバーには全く関係のないこと。だから彼らがとばっちりを食らって叩かれるのは見ていて辛いし、どうにかしたれよと会社に喝を入れたくなる。このコンサートを終えて思うことは色々とあるけれど、なんだかスッキリしたというのが本音です。私はもうレイさんに対しては自分で決めたことなら最後までやってくれ!というスタンスで応援することが出来るようになったし、かといってエクソでいることのレイさんを諦めたわけでもありません。また楽しくウルトラソウッ!してエルドラドの棒をぶっ壊してほしいし、セフンちゃんとのいやらしいダンスも披露してほしい。すほちゃんとの噛み合わないトークだって聞きたいし、チェンにデレデレしている顔も見たい。ドギョンスさんにちょっかい出して腕を叩かれたり、背の高いチャニョルに髪についた銀テープをとってもらったり、そしてカイちゃんにはやっぱりガン見してほしい。愛しいベッキョンには懐かれっぱなしだけど、あわよくばうみん兄ちゃんからも懐かれてほしい。兎にも角にもみんなと一緒のレイさんがたくさん見たい。だって私が好きになったのはEXOのレイさんだから!
 
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総括となりますが、ベッキョンが最終日に口にした「ファンは僕たちの『』です」という言葉を今回のコンサートのベスト・オブ・コメントに挙げたいと思います。本人はあんな性格だからおちゃらけた調子で言っていたけど、私にはとても深いものに感じられました。グッときた。……グッときたで思い出したけど、私は最終日のサプライズよりも、2日目にやったペンライトのウェーブの方が感動しました。メンバーの誰かが「宇宙みたいだー!」って叫んでたのがとっても微笑ましかった。皆で色紙を掲げて文字を作るサプライズだとスタンド席側の人間は見ることができないけど、会場の照明を全部落としてペンライトだけでウェーブする、というのは私達ファンも実際に端の方から光が押し寄せてくるあの光景を体感できるので新鮮というか、ああこういうのもあるんだなってただひたすら感動してました。見たいと言い始めたのはニョルちゃんだったかな?満足してくれたようでよかったです。3日間というミルキーウェイを全力で走り抜けてくれたメンバー全員にありがとう。また来てね。
 
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話は変わりますが先週の土曜日、マカオでたった1日だけのエクソルーションが行われました。レイさんは目の炎症を患いそれを黒いサングラスで隠しながらの参加で、何かに躓いて転んだりしないかとこっちは終始ヒヤヒヤさせられていた。それでも久しぶりにエクソのレイとして皆の前に現れたあの人は、顔の一部が隠れていてもわかるくらいのとびっきりの笑顔で、それはそれは楽しそうに飛んだり跳ねたりしていた。だけどエンディングのMCでレイさんがぽつりとこう言った。「最近僕はエクソの活動に参加できないことが多かったです。応援してくださるファンの皆さんには申し訳なく思っています。本当にごめんなさい」私はこれを聞いたとき
謝るんかい!!!」と突っ込まずにはいられなかった。言い訳も弁明も結構、だがしかし!ファンに対しては謝るな!正しいことをしていると思っているなら謝るな!私はそんなレイさんは見たくない!見たく…ないんだ…ああああ!!!何故か今までとは違い、だいぶ弱気になってきている私の推し。辛いなら戻ってきてもいいんだよ、と叫びたくなった。もしかしたらレイさんの中でまた新しい何かが始まろうとしているのかもしれない。もしかしたらまた彼の『在るべき姿』が変わってしまうのかもしれない。そんなことを思いながら流れてくる言葉を目で追っていると、なんだか悲しくなってきた。レイさんのファンは、少なくとも私は、レイさんがエクソとしてステージに立ってくれさえすればそれでいいのに、どうしてこうも上手くいかないのか。さては厄年か?
 
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直接会って話す間隔がこれだけ空いていればギシギシしてしまうかもしれないと思っていたけど、昨日のコンサートでは特にそんな場面は見受けられなかった。みんなそういう意味ではプロだし、割り切った関係であることもわかっている。だけど私は嬉しかった。長い間留守にしていて不意に帰ってきたあの人を「てめえこのやろう」って外に摘まみ出すような冷たい家族じゃなくてよかった。みんなあたたかく迎えてくれた。9人で踊って、9人で歌った。レイさんがエクソであることはそこにいるみんなが証明してくれた。去年のMAMAでのスピーチを思い出す。今じゃ伝説となりました。「2015年は新しい色が生まれる、僕はその鮮やかさを信じています」私はこれが今も変わらずレイさんの胸にあることを願ってやみません。