ラ・モントルの手記

自由に、繋いで、美化しよう!

先日のMAMAを振り返ってみる

拝啓、エクソが好きな皆様へ
 
この時期にこうして書くことといえば一つしかなくて、しばらくは他のファンと同様私もこの感動から離れることができないかもしれない。それはまた私たちに強烈な爪痕を残していった。そうです。本日のお題は2日(水曜)に無事閉幕した
MAMA「MnetAsianMusicAwards」について、です。
 
エクソはなんと今年のアルバム賞、ベストグループ賞、グローバルファンチョイス賞、ベストアジアンスタイル賞の計4冠を手にし、今年のアルバム賞に至っては3年連続での受賞という快挙を成し遂げた。後半の2つは何をもってしてそうなのか、そもそも受賞名目の意味自体がよくわからないけれど、全てのグループの頂点に立ったということを喜ばずしてどうしよう。何でも「一番」は嬉しいものである。
 
 
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整理しよう!〜EXOのMAMAにおける受賞歴〜
2012年(11月30日開催)
・ニューアジアアーティストグループ賞
 
2013年 (11月22日開催)
今年のアルバム賞
 
2014年(12月3日開催)
今年の歌手賞
今年のアルバム賞
・ベストグループ賞
・ベストアジアンスタイル賞
 
2015年(12月2日開催)
今年のアルバム賞
・ベストグループ賞
・グローバルファンチョイス賞
・ベストアジアンスタイル賞
 
 
ちなみに大賞と呼ばれるのは赤文字を含めた「今年の歌手賞」「今年のアルバム賞」そして「今年の歌賞」の3つ。これを授与されるというのはとても名誉なことで、以前の受賞者にはBIGBANG、東方神起、SuperJunior、2PMなど錚々たるグループが名を連ねている。東方神起が「今年のアルバム賞」を受賞した2008年の『呪文〜mirotic〜』により日本のファンにも広く浸透し、親しまれるようになったこのイベント。以前はMKMFと呼ばれていました。2009年から主催者側のMnetが「対象地域の拡大と更なる音楽文化の発展」を謳い名称をMAMAに変更したことは記憶に新しい。(都市伝説で東方神起の分裂が影響しているというのがありました)
 
 
それに伴い、スケジュールの関係でどうしても当日までに人数を揃えることができないSM勢 < ノミネートされたからには何としてでも全員で出席するYG勢、といったような具合で、楽しみにしていたファンをがっかりさせてしまうグループ、はたまたその一方で最高のステージを見せてくれるグループと二分されるようになってしまった。「出席するかしないか」は確実ではないが、ある程度ファンの中で予想がつくようになったため、チケットを求める層にバラツキが生まれた。しかしながら当然、事前に来ないことを想定してスケジュールを組むこと、ステージの構成、そしてノミネート選出方法等に疑問を抱く声は多く寄せられた。だがそれも今はMAMAの醍醐味として受け入れられてしまっている。実際今年もエクソ含めSM軍団は完全にアウェイ状態だった、と聞いた。私は一昨年に香港まで行って実際にこの目で見てきたけれど、エクソ絶頂期!と言われていたその頃でさえもBIGBANGの単独コンサートかと錯覚してしまうくらい、会場が彼らのグループカラーの黄色で埋め尽くされていた。季節感度外視で眼下に広がるのは一面の菜の花畑である。もうここまできたら楽しむより他ないと開き直って私もブンシャカラカと叫んでいた。が、そこにある全ては私が想像していたよりも遥かに上を行っていた。流石大御所である。元々ビッペンだったのもあり、初めて生で聞くファンタスティックベイベーにひどく感動してテンションが訳のわからないことになってしまった私は彼らのそれと勘違いして、公演5日後に誕生日を迎えるチャニョルのため会場前で配られていた「チャニョラ、センイルチュッカヘ」バナーをあろうことか天下のジードラゴン様へ向けて堂々と掲げ続けるという失態を犯してしまった。
 
(略)
 
…とまあ私のようにSM以外のグループも好きならばともかく、エクソだけ!シャイニーだけ!という人にしてはもしかするとこのMAMAというのは天国と地獄の二面を持ち合わせているイベントなのかもしれない。実際、面白いか面白くないかはその年によって大分差が出てくる。行ってみなければわからない。100%推しが出演するとは言い切れない。海外ファンからすると残念でしたの場合一気に数万円が飛んでいくトンデモない博打である。だがアウェイであることを最大限考慮しても、今年は本当に酷かった。まずは彼らのヴィジュアルで検証してみることにする。この際人数の増えた減ったは無視してほしい。私は今現在いない子達をスタンプで抹消するなどそんな心無いことはとてもじゃないができない。
 
 
衣装で振り返る、EXOのMAMA〜超手抜き案件〜
 
2012年、レッドカーペット (白スーツ)
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2013年、レッドカーペット (黒スーツ)
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2014年、お披露目ロード (白のレースジャケット+黒のパンツ)
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今年、レッドカーペット (…は?)

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全員揃えばラインが同じなので(贔屓目に見て)後からじわじわやってくるコレジャナイ感はまだ抑えられているように思えるが、個々で登場されると
「エクソ、アウトー!」
誰がどこからどう見ても完っ全に私服である。
 
また衣装もさることながら本人達のモチベーション、これが前年や前々年の比じゃなかった。レイさんは気を抜くとすぐにでも異世界にダイビングしてしまいそうな顔でげっそりしていたし、常100%で生きている愛くるしいベッキョンも何故かしゅん、としていて最後まであのとびきりキュートなスマイルが出ることはなかった。カイちゃんは寝落ちしてしまいそうになるのを必死に堪えていて、チェンが何度も「眠い?大丈夫?」と声をかけてあげている場面に遭遇した。そして末っ子のセフンに至っては4度目の出席ということもあってか完全に油断しており、なんとパフォーマンス中のBIGBANG(スンリ)先輩から膝の上にどっかり乗っかられるというハプニングが起きた。
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正面の映像は「うわあ///」と照れているように見えたが、ファンが撮影したその真後ろからの写真には隣に座っていたチャニョルの服の裾を引っ張り「たすけて」とSOSを送っている可愛い末っ子の腕が写っていた。これには笑った。
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…こほん(咳払い)。この勢いだと大好きなはずのイベントを貶しっぱで終わってしまう気がするので、ここから先は推しであるレイさんに焦点を当てて掘り下げてみようと思う。彼らがMAMAに初めて出場したのは2012年。エクソ号はまだ離陸に向けて滑走路をひた走っていた時期で、それこそ大賞には手が届かずとも新人賞にはばっちりノミネートされていた。この時は何故か本人達以上にファンの方がドキドキしていて、皆が必死の形相で発表の瞬間を迎えたことを覚えている。結局、デビューした年にしか貰えない一生で一度の「新人賞」はその場にいなかった人達がもぎ取って行き、エクソは喜んで良いものかよくわからない賞を受賞するに至った。けれどもこの新人賞を逃したことは結果的に彼らの結束を固めて良い土台が作られる素となったので、寧ろこれで良かったのではないかと私は思っている。
 
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エクソはここからの逆転劇が将来歴史の教科書に載ってくるレベルで凄まじい。SMが社の命運をかけて取り組んだ一大プロジェクトは、まだほんの序章に過ぎなかった。
 
2013年。Growlが大ヒットし、韓国の音楽チャートを総ナメにしたエクソは今や時の人となっていた。デビュー直後にファンになった私はその見事な成長っぷりをずっと画面越しに追ってきたが、1年でこれほどまでに大きくなったアイドルを他に知らない。一歩外に出れば警備が付き、コンビニもまともに行けない。空港は毎回年始のバーゲンセール状態でなかなか前に進めず、飛行機をやむなく遅らせたこともあった。過激なファンとのカーチェイスや心ない中傷、無言電話なんかも日常茶飯事。気が付けばプライベートが無くなっていた。休む暇なんかきっとほとんどなかった。それでもエクソはキラキラしていた。最近ファンになったばかりの新規さんには是非ともこの頃のレイさんを検索してみて欲しい。→131122 exo lay
今よりも表情が柔らかい、と言えば伝わるだろうか。
 
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この写真が撮られてから早くも2年という歳月が流れた。レイさんは年齢を重ねるにつれて良くも悪くもその「柔らかさ」が消えて行き、代わりに「覚悟」がふとした時の表情に滲み出るようになった。しっかりした顔つきになったと言えば聞こえは良いけれど、今日のレイさんは周りの人間に自分の腹の内をそう簡単には探らせず、また悟らせないような、なんだかよくわからない目をすることが多くなった。ずっと見てきたはずなのにそれでも読み取れない。もどかしかった。感情をコントロールするということに関しては間違いなく以前よりも器用になった気がする。根っこの部分がしっかりしている人なだけに、その性格が歳を追うごとに風貌へ映されていくのだろう。かの有名なCHANELの創業者、ココ・シャネルは生前にこんな言葉を残している。
20歳の顔は自然から与えられたもの、30歳の顔は普段の生活から作られたもの、50歳の顔は自分の功績によって生まれたもの
「自立した女性像」とされるシャネルの名言だけれど、これは男の人にも当てはまると私は思う。2013年はどの写真を見ても皆ホンモノの笑顔ばかりで、フォルダに収まり切らないくらいの良い瞬間がたくさん生まれていた。この時私は何も考えずにただ好きというだけで応援することができていた気がする。
 
だがこのMAMAからわずか半年後、デビューから順調に航路を取っていたエクソは初めて目的地を見失うことになる。長い長い滑走路を越えやっとのことで離陸、皆がこれからの空旅に胸を弾ませていた時だった。たった一人でドアを開け地上へ降り立ってしまったメンバーがいた。エンジンのトラブルか、はたまた外部からのミサイル攻撃か。突然の破裂音と爆風に残されたメンバーはどこから修復すべきかもわからず、必死に操縦桿を握ってなんとか機体を安定させることで精一杯だった。雨風が入り込んだ機内で吹き飛ばされないよう踏ん張ることは決して容易ではなかった。それなのに、ようやく暗雲を切り抜けたと思った数ヶ月後、また一人が去っていった。きっと止めることはできた。だけど皆は送り出した。そんな迷いと不安、全部を抱えて震えていたであろう彼と最後まで手を繋いでいたのは、他の誰でもないレイさんだった。「いつか共演できたらいいね」「上手くいくことを祈ってるよ」脱退確定という公表直後に投稿されたSNSにあったのは、長年苦楽を共にしてきた弟からの最後の激励だった。すったもんだで何度も墜落しかけたこの年。エクソはもう駄目かもしれないと囁かれていたことはきっと皆が知っている。その渦中で行われた2014年の集大成、それがMAMAだった。
 
2014年。エクソはこの年になんと初めて大賞と呼ばれる3つの賞のうち2つを同時に受賞した。しかも「今年のアルバム賞」に至っては2年連続という快挙だった。想定外のことばかりが起きて目標を見失いそうになりながらメンバーとファンが辿った道は、決して美しいと呼べるものではなかった。だけどそれでも皆が前へ進もうと努力したその証が、この賞であることには違いなかった。祈るように目を伏せているレイさんの写真がある。これはちょうど発表の直前に撮られたものだ。
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結果は上記の通り。この時ばかりは普段涙を見せないメンバーも感情を爆発させて、顔を覆い、嗚咽を抑えることができなかった。皆で抱き合って喜びを噛み締めた。「人に認められるということ」それがどれほど心強いものであるか。彼らはしっかりと感じていた。その授賞式で、レイさんが力強くこう語った。
 
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「僕たちを応援し、愛し、見守ってくれているファンの皆さんと、この賞を分かち合いたいです。誰もがきっと、僕たちの2014年は黒色だったと思っています。ですが今日から、この舞台から、EXOは新しいスタートを切ります。僕は信じています。2015年の色は美しいと」 

迷いのないスピーチだった。私が今まで見たことのなかった新しいレイさんがそこにいた。「堂々としていて良かった」「ああいう表情は初めて見る」「レイさん素敵」「かっこよかった」という呟きが多くあって、私と同じ気持ちのファンが沢山いるんだと知った。今見返すとやっぱりこの年が彼にとっての分岐点だったのだろうと思う。力強い眼差しで見つめていたのは何だったのか。皆が快晴へ向かうと信じていた。その言葉だけが道標だった。

 

だがその後、エクソ号は一度切り抜けた暗雲の中を再び突き進むことになる。以前よりもまた少し軽くなった機体は、少しの風で大きく左右に傾いた。毎日が不安定なまま時は刻一刻と過ぎていき、そしてこの季節がやってきた。去年と同様にタイミングは最悪、疲労困憊で作り笑顔を見せる気力もなかった。それでも彼らはしっかりとメンバー全員でレッドカーペットを歩き、もはや年度末の恒例行事と化したアジア最大級の音楽の祭典を待っていた。

 
結果、2015年も4部門での受賞に至ったけれど、やはり去年を超えることはできなかった。皆の目にはあの時と同じ程の感動はなかった。今年はまた一人減った。去っていったのは中国の子だった。初めは8:4、韓国:中国で始まった12人の旅はいつしか8:1の9人になっていた。「痛みには慣れた」そんな声が聞こえてきそうなくらい彼らはひどく冷静で、それが私には悲しかった。
 
今年のレイさんは盆と正月がいっぺんに来たようにせわしなくアジア各地を飛び回っていて、下手するとメンバーと会うことも月に数回という具合だった。そんな準備もままならない中で迎えてしまったMAMA。何度も立ち位置を間違えてしまい歯痒そうに唇を噛み締めているのを見ると、レイさんはもしかすると今年の自分を後悔しているのかもしれないとふと思った。春頃に個人事務所を設立し、活動の拠点は彼の母国である中国へと移る。その間他のメンバー達はというと各々に与えられた仕事を確実にこなしていく一方で、音楽番組やコンサートの時には「エクソ」という第二の家にきちんと戻ってきていた。中国人であるレイさんだけが、参加しない。参加できない。その事実はファンを苛立たせ、マスコミの恰好のネタとなった。それでも心無い記事で悪者へと仕立て上げられていくレイさんを必死に庇っていたのは、他でもないメンバーだった。「レイ兄の出演している映画、観てあげてください」「頑張ってね兄さん」「早く会いたい」だけどこんな声を聞く度に一番ホッとしていたのはきっとレイさんではなくて、私たちファンの方だったと思う。もうここまで来たらそれこそ近いうちに来るかもわからない終わりを見据えて覚悟の上でファンをやっている。だからこそ、その言葉は「まだ好きでいていいんだよ」と言われているみたいで、単純にとても嬉しかった。
 
 
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最後まで頭を下げていたレイさん。今年のスピーチの内容は、皆が知りたかった昨年の「答え」に違いなかった。
「ファンの皆さんが見せてくれた、色鮮やかな2015年に感謝します」
 
 
今年も去年に負けないくらいの不安定な空中遊泳だった。降ろしてくれと叫んだのは一人や二人じゃないかもしれない。だけどなんとかここまで来れた。なんとか持ちこたえられた。来年は今以上にとんでもないことが待ち受けているかもしれない。どうなるかわからない。こてんぱんに打ちのめされるかもしれない。ただ私は頑張るレイさんがどうしようもなく好きだ。泥沼の中でも必死にもがいて進もうとする。そんなレイさんが好きなのだ。
 
もう半月もすれば12月も終わる。今年のMAMAは過去最悪だったと言われている。だけど皆で取った賞は、大事にしてほしい。トロフィーは無機質な鉛の塊ではなく、「エクソ」を応援している皆の気持ちが詰まった世界にたったひとつだけのもの。目には見えずとも存在している愛という名の結晶である。それを貰うことに申し訳なさを感じるのではなく「皆見てくれ!ちゃんと受け取ったぞー!」くらいまで押し上げていってほしい。レイさんならきっとやれる。その場で耐えることが努力ならば、一歩踏み出すこともまた努力だ。ゴーゴーレイさん。ゴーゴーエクソ。2016年、良い年になりますように。
 
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【レポ】エクソのコンサート行ってきた!まるっと大阪3デイズ

遅ればせながらエクソルーション大阪のレポをつらつらと。早いものでドーム公演が終わってからもう1週間が経ちました。直後に風邪をこじらせつい先日まで熱にうなされていたのでこんなタイミングでごめんなさい。前置きはこのくらいにして、まずは万歳いきましょう。

 
我らがエクソ、オリコンウィークリーチャート初登場1位おめでとう!(バンザーイ) そして海外アーティストデビューシングル売上枚数歴代1位おめでとう!!!(バンザーイ) こんな大記録を打ち立ててくれるとは…感無量とはまさしく。CDが売れない時代に異国の地でここまでやってのけるグループは本当に珍しい
 
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新聞には「EXOの時代!!」とでっかく一面でとりあげられたし、ニュース番組にも呼んでもらえた。日本でのプロモーションは贔屓目に見てもばっちりだったので私からは特に言うことはない。です。地上波でカワイイ宇宙人たちの「Zip^ - ^」を見ることができる日が来るなんて…幸せ至極もいいとこだ。いやあ眼福眼福。その後来日が増えるかどうかはまだ未定だけれども、夢はでっかくいこう。ミュージックステーションです。
 
レポの前にエクソルーションの歴史をちょっと簡単におさらいしてみる。ツアーが始まったのが今年の3月なので、メンバーはもう何ヶ月も同じ歌を同じセットリストでこなしているということになる…お疲れさまです。ざっと書き出してみたけどちょいちょい曖昧というか不確かなところがあるので、抜けてっぞばかやろうこんにゃろうと気付かれた方は下のコメント欄より教えていただけると幸いです!
 
 
EXO PLANET#2 - The EXO’luXion  公演スケジュール
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3月7日(土) 韓国 - ソウル
3月8日(日) 韓国 - ソウル
3月13日(金) 韓国 - ソウル
3月14日(土) 韓国 - ソウル
3月15日(日) 韓国 - ソウル
5月30日(土) 中国 - 上海
5月31日(日) 中国 - 上海
6月12日(金) 台湾 - 台北
6月13日(土) 台湾 - 台北
6月20日(金) タイ - バンコク
6月21日(土) タイ - バンコク
7月18日(土) 中国 - 北京
7月19日(日) 中国 - 北京
8月16日(日) 香港 
8月17日(月) 香港 
8月22日(土) 中国 - 西安
9月12日(土) 中国 - 重慶
9月19日(土) 中国 - 天津
10月31日(土) 日本 - 福岡
11月1日(日) 日本 - 福岡
11月6日(金) 日本 - 東京
11月7日(土) 日本 - 東京
11月8日(日) 日本 - 東京
11月13日(金) 日本 - 大阪
11月14日(土) 日本 - 大阪
11月15日(日) 日本 - 大阪

…とまあこんな感じになる。こう見ると彼らの母国での開催が少ない。これだけやっといてまさかのたった5公演。もうちょっとそっちに比重置いてもいい気がします。11月以降もまだ数件控えてるみたいだけど、それでも韓国での予定はないとか。南京?だったかな?何故に南京!悪いこと言わないからソウルで頼むよ…
 
私は上記の青文字公演のみの参戦だったのですが、その日その日でビミョ〜に雰囲気が違ったので個人的な超ナナメ思考の感想を含めたレポ形式でザザッと3日間をおさらいしていきたいと思います。まずは初日から!
 
 
11月13日(金) エクソルーション大阪 〜京セラドーム1日目〜
この日はぶっちゃけると不完全燃焼。私自身もそうだったし、周りもなんだかイマイチのりきれないというか、終始どんよりとしたテンションでペンライト振っている人が多かったように感じました。まずびっくりしたのは、席に着いて天井を見上げたとき。
「黒シートかかっとるやないかい!!!!」俗に言う空席隠し、です。人が入らないから座席を黒いシートでまるまる覆っちゃうそれです。東方神起やスーパージュニアのコンサートで京セラドームにお世話になったことのある私には、トンデモレベルで衝撃的な光景。まさかここでお目にかかるとは。\はじめまして!/  半分といわず、2階席の上から3分の2くらいが完全にまっくろくろすけ状態。もうメンバーがそれに気付かないことを祈るしかなかった。
 
そうこうしていると「イッツ ディ エクソルーション」というイケヴォとともにオープニングが始まり、オバドズ、ヒストリーと続いて生で聴きたかった曲No1と言っても過言ではない、念願のエルドラド。曲のイントロが流れた瞬間にトリハダがさぁ〜〜っと身体を巡った。ああこの曲、この感じ!!!今までエクソが出したものではトップ5に入るくらいには好きな曲。そんな中でふとチャニョルが頭に浮かんで彼を探してみると
(100日プロモのそれより↓)
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息も絶え絶えに髪の毛を振り乱して全力必死で踊っていた。おかしいぞ、もうバテている。※エルドラドはOPから3曲目 
クソかわいいなオイ…と内心ニヤニヤしながらも私は彼から目を離すことができなかった。デビュー当時と比べるとダンスも格段に上手くなったし、「なんか微妙」と突っ込まれていたラップスキルも今じゃなかなかのものだ。最近はトレーニングにハマっていると言っていたし、あのジャケットの下には細いながらも筋肉がついてガッチリした身体が隠れているのだろう。(見たい!) それでも、パワーアップした新生チャニョルでも、感覚だけは普通の人と何ら変わりないのだ。彼の体力ゲージはヒストリーのサビと共にメインステージ横から噴出される炎の熱さに犯されて限りなくゼロに近付いていた。私は1塁側スタンドの前から6列目くらいだったんですけど、その距離にいても熱風が顔面を直撃してなにこれあつい!と感じたので、あれを間近で受けてるメンバーはきっと蒸し風呂状態。ニョルちゃんがんばれ。あと2日あるぞ。
 
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あの金ピカジャケットを着て棒をぶんぶん振り回すエクソを目の前にして、何も感じなかったといえば嘘になる。1ヶ月前までは私の推しはこの中にいて、片方の棒をぶっ壊してわたわたしながらもたのしそうに踊っていた。「イーシンがまたやらかした」というレポを見るたびに「出たドジっ子ー!」とケラケラ笑ったものです。それが今はまったくさっぱりで、レイさんがどんな風に何の話をしていたかも思い出せなくなっている。メンバーが彼の話題を口にすることもなくなった。お互いの仕事内容にやいやいケチつけないよう上から一言あったにしろ、心のどこかでは彼らが自分達を制限しているものを取っ払おうとせずにむしろそれを甘んじて受け入れてしまっている、という現状に対しての遣る瀬無さを感じていたし、そしてやっぱり長年ファンやってきた身としてはレイさんがいなくても成り立っている今のエクソを受け入れることには辛い思いがありました。
 
今回の日本単独コンサートで、メンバーがレイさんについて言及することは私の知る限りじゃひとつもなかった。そうひとつも!スホが何か言ったっぽいとかいうツイートがまわってきたけど、その方はきっと”来年”を意味する「ネニョン」を「レイヒョン」と聞き間違えたんだと思います。「ネ」と「レ」はどちらも母音が”e” だから、伸ばして発音されると同じ音のように聞こえてしまうのかもしれない。たしかに ”明日”という意味の「ネイル」も早口で流して発音すると「レイ」に聞こえないことも…ない。メンバーが「明日もありますが」「来年も来れたらいい」という風にこの紛らわしい単語をこぞって連発していたので、そう思ってしまった人がいても不思議じゃないです。コンサートの時はそれだけ皆あの人に対して過敏になってたんだ…きっと。
 
初日で記憶しているのはだいたいこのくらいです。久しぶりのエクソということもあり、固定のメンバーというよりは全体をぽけ〜っと観ていただけなので、コンサート中に起こった何かしらのハプニングさえもあまり覚えていない。他のお客さん方のレポで「ああこんなことあったな」って思い出すくらいのレベル。しかも超ぼんやり。ゆらゆら揺れていたら、あっという間に終わっていた。ダメじゃん!気を取り直して2日目いきましょう。
 
 
11月14日(土) エクソルーション大阪 〜京セラドーム2日目〜
この日は前日とは異なり、2回席もばっちり埋まっておりました(ホッ)。ヨクシ土曜日。着いて早々それを確認した私はケータイを起動させてセトリに目を通す。ほうほう。昨日入った時に、なんかグダグダする箇所があるなあと思ってはいた。当然知ってる曲だけど、順番をど忘れしてしまい悔しかったので、始まる5分前でエクソの皆さんにはたいへん恐縮ではあるけれど検索するに至りました。すると……出た。出やがった。こやつらだ。
XOXO→Lucky→3.6.5.というバラードでもダンスナンバーでもない曲3連チャン!!!!!!!
ここが私、このコンサートの中でいっちばん嫌いなところです。なんでまた同じような曲を連続でやるのかと。前列の方にいるファンにとってはファンサ貰えるハッピーラッキータイムかもしれないけど、それ以外はほんとにグダってしょうがなかった。2階席とか寝てたんじゃないかってくらい。曲の変わり目がわからないレベルで似すぎているそれ。間にトランスフォーマーとか挟んでほしかったです。まじで。あれがセトリに入っていないことが未だに信じられない…… ワザとだろこのワナ!!個々で聴くとXOXOとかは好きな方に入るんですけど、ひとまとめにされるとこうも印象が変わってしまうのかと残念でならない。あと個人的にはHurtがめちゃくちゃ嫌いです。のりづらい。ペンライト振りづらい。苦しい。そういう意味ではリアルにHurt。アイポッドのランダムで流れてきたら絶対飛ばします。
 
いったんMC挟んでからのクリスマスデイ〜アンコールまでは全部好き。後半は最高に良かった。FullMoonで「構え」、Machineで「用意」、Dropthatで「打て!」、LOTBで「命中(ドーン!)」と滑るような流れの良さはこのルーションの醍醐味と言ってもいいかもしれません。たとえが戦争。ここらへんの曲は全部アレンジが効いていて、耳馴染みのあるそれが新曲に聞こえるくらいにはとても良かった。みんな笑顔で楽しそうにステージを駆け回っていてエクソはこういうのもアリだな、と思いました。
 
そして2日目は人が増えたこともあるのか初日よりもMCがイキイキしていて、面白い発言がぽんぽん飛び出た。セフンは明太クリームうどん?なるものを食べたらしく、美味しかったのでみなさんも是非とゴリ推ししていました。不味そう、とか言ってる人いたけど明太クリームパスタのパスタをうどんに変えただけだからな。麺はみな兄弟。不味いことはなかろう。
 
エンディングMCでも「今何話そうか考えてます」と言ったセフンに対しスホちゃんが「喋りながら考えるんじゃなくて、考えてから喋ってくださいね」と一撃。思わず噴出したメンバーに、唖然とするセフン。そのあと小さな声で「…チンッチャ」と呟いたのは悶絶するレベルで可愛かった。彼は寧ろ初日から飛ばしていた方で「クローズゼロを観た」「小栗旬が好きだ」「最近はホタルのヒカリも観た」と身振り手振りを交えながら私たちに懸命に伝えようとする姿がとても印象的でした。何より日本の映画やドラマが好きだと言ってくれた。私の中で末っ子セフンの株がまたひとつ上がった瞬間だった。↑↑↑↑↑UP
 
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カイちゃんは「開(カイ)、心(ココロ)、オープンマインド」と書かれた紙を初日のスペル間違いにもめげずに掲げ続け、始めてからわずか数日にしてお約束ネタへと昇華させた。コールアンドレスポンスがいとも簡単に構築されるエクソのコンサート。レイさんの「プチョヘンザッ?!ミンナ、カワイイ〜」に次ぐブームとなりそうな予感がする。(※このプチョヘンザッ?!は時と場合により省略される)
 
メンバーがレイさんのことに触れずにいてくれたおかげで(?)コンサート中はあまりしんみりならずに済んだ。それでも私はずっとなにかモヤモヤしたものを抱えていて、それが自分の中でだんだんと大きくなっていくのをどうにかこうにか押し込めようと必死でした。気を抜いたらドバッと溢れ出てしまいそうになる。ダム崩壊。濁流ダクダク。このまま終わってしまうのか、本当にこれでいいのか、という声が頭の中をぐるぐる渦巻いていた。
 
 
11月15日(日) エクソルーション大阪 〜京セラドーム3日目〜
最終日は最近エクソに興味を持ち始めたばかりのド新規チェンペンと入りました。彼女の愛が届いたのか、Playboyではチェンが目の前でダンスを踊ってくれるここぞとない最高の位置。「○○〜〜!!こんな良い席とってくれてありがとうなァほんま!」と私の腕をもぎ取る勢いでぶんぶん振り回す友人に、これ私の名義じゃなくて譲ってもらったやつやけどな…とは言えず、とりあえず苦笑いで頷いていた。
 
ちなみに私は数ヶ月前までは日本のエクソルーション1公演も入らないつもりでいた。というよりも入れなかった。当時からもう11月の中頃は仕事で出張が決まってたんです。だからチケットも初めから申し込みしてなかったし、むしろ日本公演行けないなら中国まで行こう!くらいの気持ちでいました。そしたら何故か突然。本当に突然、それがまっさらの白紙になった。ほんだば近いし大阪行けるじゃん!?行きたい!チケット探そう!と検索検索〜するも殆ど求求求。それでも心優しいフォロワーさんが「いいよいっしょ行こ」と言ってくれて、んでもってオーラスも中国の友人のつてで無事確保できて、私はなんて恵まれてるんだ…と感動で目頭がじーんと熱くなった、矢先。
推しがこない!!行こうか行くまいか、頭から湯気が出る勢いで悩みました。
 
ひとしきり葛藤したけれど結局このざまで、まんまと3日連続京セラドームに通いつめることになった私。エクソが日本に来てくれる滅多とない機会だし、何より彼女をチェンに会わせてあげたいという気持ちが強かったんです。そういう意味では彼が来てくれただけでもこちらとしては万々歳。友人の悲しむ顔を見なくて済んだ。ほんとうによかった。
 
オーラス(最終日)とあって会場のボルテージは最高潮で、私の周りは空席もなく満員御礼。オープニングが始まり1日目や2日目と全く変わらずに組まれたそれがタイムテーブル通りにさくさく流れていく。ピーターパンあたりで酸欠になったのか軽く目眩がしてきたことを除けば、私の体内バロメーターもアンコールに向けて比較的順調に推移しておりました。それでも胸にぽっかり開いた穴はそのままで、正面からぐわっと押し寄せる皆の熱気が、何故か自分の身体を通り抜ける時には不思議なくらいひんやりしている。何も受け入れることのできないままここに来てしまった罪悪感、みたいなものは前回と全く変わらなかった。会場を包み込む歌声と、曲が終わっても鳴り止まない歓声が混ざり合って空中でゆっくりと弾ける。自分一人だけが置いてけぼりをくらっている感覚。ただただつらかった。
 
ふと気になって視線を隣に移すと、そこには右手にペンライト、左手に団扇を持ち大声でチェンを連呼している友人の姿。団扇は丸一日かけて完成させたと言っていたそれだろう。歪な形のタコ焼き、とっちらかっているピンクの星、その上からでかでかと英語で書かれたCHENの文字。不器用な彼女が一生懸命切ったり貼ったりして試行錯誤しながら作っている姿が目に浮かびました。ステージの上で歌っているチェンはもちろんキラキラしているけど、それを見ている友人も、私には彼と同じようにキラキラして見えた。大好きが集まって大好きが生まれる瞬間がある。その大好きを受けて輝く人がいる。幸せな時間が流れていた。現実を忘れられるような夢の世界がそこには確かに存在していた。キラキラキラキラ。それでも私のように大好きを届けることのできない人が混在していることも、また事実でした。
 
会場でレイさんの団扇を持っている人を見かけるたびに「ああこの人も自分の『大好き』を届けられなかったんだ」と思うと、私は今回の日本公演にただの1日も顔を出さずにいた彼のことをこの先どこか冷ややかな目で見てしまいそうで嫌だった。来られないという知らせを聞いたときは寂しかったし、腹立たしい気持ちももちろんありました。金返せと叫びたくなったことも事実です。だけどなんだろう、それだけじゃなかった。実際ここに来て初めて、レイさんではなく8人のメンバーに対する今までとは違った感情が生まれ始めていました。推しの不在にこだわってどこにもぶつけようのない虚しさを抱えたままこの公演が終わってしまうことが、私はきっと何よりも嫌だった。
 
エンディング直前という一番キツいであろう時間にだめ押しとばかりにやってくるダンスナンバー3連発(CMB→Growl→LMR)。最終日だし、と彼ら一人一人を注意深く観察していると皆揃いも揃って額から大量の汗を流しながら踊っている。息切れの音はひっきりなしにマイクを通してスピーカーから聞こえていた。その後すぐMCに入るわけだけど、横一列に並ぶまでのほんの少しの合間に耐えきれず座り込む子もいたし、膝に両の手をついてやっとのことで立っている子もいて、その時私はふと今まで彼らの何を見てきたんだろうと思った。9人で日本デビューを迎えて、単独としては初となる京セラドーム。そんな記念すべき日にメンバーが1人欠けるという緊急事態が発生した。どうやっても変えられない現実だけがファンの声をシャットアウトするかのように水面に膜を張り、真実は水の底に沈んだ。それでも彼らはエクソとして8人で、今この場所に立っている。
 
ここにいる8人の努力はきっとメンバーの穴を埋めるためではなくてこの公演を成功させたいという純粋な思いからきている。それに気付いた時、私は自分で自分をビンタしたくなった。(パーン!)途端にぽっかり開いた胸のそれがすぅっと埋まっていく。不思議な感覚でした。「レイがいないから楽しくない」「つまらない」「行く意味ない」そういう感情が生まれるのは『推し』という言葉が存在しているように、私たち各々の心に『一番』があるように、きっと当たり前のことなんです。変化を求められないアイドルがいる一方、常に新しいものを望まれ続けるアイドルもいます。好きじゃなくなったら離れる、飽きたら別の人を追いかける。全部が私たちには許されていることで、口出しする権利は誰にもない。だけど日本のファンのために精一杯の準備をしてくれていた8人がいた。普通ならば9人でやるべきことをなんとかやり遂げようとしていた8人がいた。ドームツアーが決まってから日本デビューまでトントン拍子で詰め込み作業だったとはいえ、日本語もがんばって覚えたし、ギャグも新しく考えた。全てはエクソというグループを応援してくれている日本の皆に喜んでもらうため。笑顔になって帰ってほしい、また来たいと思ってもらえるようなコンサートにしたい、その思いは一生懸命なパフォーマンスに表れていた。
 
コンサート後、帰りの電車の中で「エクソすごい!」「ドームやれたね!」という声を多く聞きました。ファンも正直、どう転ぶかわからなかった今回のそれ。完璧にやり遂げたのは偏に彼ら”8人”の努力の賜物だと思う。彼女たちの率直な感想を聞いて私はすっごく悲しかったけど、しょうがないなという気持ちの方が大きかったです。今回の公演に参加できなかったのは会社のせいにしろレイさんのせいにしろ、そこだけで済む話であって、メンバーには全く関係のないこと。だから彼らがとばっちりを食らって叩かれるのは見ていて辛いし、どうにかしたれよと会社に喝を入れたくなる。このコンサートを終えて思うことは色々とあるけれど、なんだかスッキリしたというのが本音です。私はもうレイさんに対しては自分で決めたことなら最後までやってくれ!というスタンスで応援することが出来るようになったし、かといってエクソでいることのレイさんを諦めたわけでもありません。また楽しくウルトラソウッ!してエルドラドの棒をぶっ壊してほしいし、セフンちゃんとのいやらしいダンスも披露してほしい。すほちゃんとの噛み合わないトークだって聞きたいし、チェンにデレデレしている顔も見たい。ドギョンスさんにちょっかい出して腕を叩かれたり、背の高いチャニョルに髪についた銀テープをとってもらったり、そしてカイちゃんにはやっぱりガン見してほしい。愛しいベッキョンには懐かれっぱなしだけど、あわよくばうみん兄ちゃんからも懐かれてほしい。兎にも角にもみんなと一緒のレイさんがたくさん見たい。だって私が好きになったのはEXOのレイさんだから!
 
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総括となりますが、ベッキョンが最終日に口にした「ファンは僕たちの『』です」という言葉を今回のコンサートのベスト・オブ・コメントに挙げたいと思います。本人はあんな性格だからおちゃらけた調子で言っていたけど、私にはとても深いものに感じられました。グッときた。……グッときたで思い出したけど、私は最終日のサプライズよりも、2日目にやったペンライトのウェーブの方が感動しました。メンバーの誰かが「宇宙みたいだー!」って叫んでたのがとっても微笑ましかった。皆で色紙を掲げて文字を作るサプライズだとスタンド席側の人間は見ることができないけど、会場の照明を全部落としてペンライトだけでウェーブする、というのは私達ファンも実際に端の方から光が押し寄せてくるあの光景を体感できるので新鮮というか、ああこういうのもあるんだなってただひたすら感動してました。見たいと言い始めたのはニョルちゃんだったかな?満足してくれたようでよかったです。3日間というミルキーウェイを全力で走り抜けてくれたメンバー全員にありがとう。また来てね。
 
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話は変わりますが先週の土曜日、マカオでたった1日だけのエクソルーションが行われました。レイさんは目の炎症を患いそれを黒いサングラスで隠しながらの参加で、何かに躓いて転んだりしないかとこっちは終始ヒヤヒヤさせられていた。それでも久しぶりにエクソのレイとして皆の前に現れたあの人は、顔の一部が隠れていてもわかるくらいのとびっきりの笑顔で、それはそれは楽しそうに飛んだり跳ねたりしていた。だけどエンディングのMCでレイさんがぽつりとこう言った。「最近僕はエクソの活動に参加できないことが多かったです。応援してくださるファンの皆さんには申し訳なく思っています。本当にごめんなさい」私はこれを聞いたとき
謝るんかい!!!」と突っ込まずにはいられなかった。言い訳も弁明も結構、だがしかし!ファンに対しては謝るな!正しいことをしていると思っているなら謝るな!私はそんなレイさんは見たくない!見たく…ないんだ…ああああ!!!何故か今までとは違い、だいぶ弱気になってきている私の推し。辛いなら戻ってきてもいいんだよ、と叫びたくなった。もしかしたらレイさんの中でまた新しい何かが始まろうとしているのかもしれない。もしかしたらまた彼の『在るべき姿』が変わってしまうのかもしれない。そんなことを思いながら流れてくる言葉を目で追っていると、なんだか悲しくなってきた。レイさんのファンは、少なくとも私は、レイさんがエクソとしてステージに立ってくれさえすればそれでいいのに、どうしてこうも上手くいかないのか。さては厄年か?
 
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直接会って話す間隔がこれだけ空いていればギシギシしてしまうかもしれないと思っていたけど、昨日のコンサートでは特にそんな場面は見受けられなかった。みんなそういう意味ではプロだし、割り切った関係であることもわかっている。だけど私は嬉しかった。長い間留守にしていて不意に帰ってきたあの人を「てめえこのやろう」って外に摘まみ出すような冷たい家族じゃなくてよかった。みんなあたたかく迎えてくれた。9人で踊って、9人で歌った。レイさんがエクソであることはそこにいるみんなが証明してくれた。去年のMAMAでのスピーチを思い出す。今じゃ伝説となりました。「2015年は新しい色が生まれる、僕はその鮮やかさを信じています」私はこれが今も変わらずレイさんの胸にあることを願ってやみません。
 

推しはチャットに向いてない

今回はエクソペンが選ぶ《2015年がんばった大賞》ノミネート間違いなし!なレイさんのチャット〜1時間の大奮闘記・完全版〜をご紹介します。
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これは抽選で選ばれたファン150名とエクソメンバーが公式の用意したチャットルームでなかよ〜くたのし〜くお話をするというもので、かかるのはなんと通信料のみ!それ以外の経費はゼロ!とSMにしてはわりかし良心的なイベントです。こういうチャット形式を取るのは今回で確か2度目?3度目?だと思うんですけど、何故か毎回エクソの活動が忙しい時期にぶっ込んでくるので細かいところまでは覚えていません(レイさんが特段面白かったことだけは記憶している) これには普段SNSを使っていない子達ももちろんのこと参加するので、顔の見えないそれにしろエクソと話せる滅多にない機会とあり抽選はホラーレベルでドロ沼と化します。そうは言っても難しいことは何もなくただメールアドレスのっけて申し込みボタン押すだけなので、普通の人は当たればいいな程度のかる〜い気持ちで参加します。が、マジのガチで《抽選》のためレイさんのチャットの時にカイちゃん(?)のファンが当選してしまい「ざけんなテメェ!!自重しろ!!」と過激なレイさんファンから暴言を吐かれるといったような八つ当たり事例も報告されています。(運とは)
 
そんなこんなで今回も始まったいけいけゴーゴーエクソチャット。レイさんはシウミン兄ちゃんからバトンを受けての8番目の登場でした。ただでさえ多忙なスケジュールの合間を縫って行われたささやかな記念イベント、メンバーがねばってねばってねばーる君並みにねばっても与えられた時間は多分だけど50分が限界だったと思います。多分というのも
 
  • ベッキョン 30分
  • ギョンス 30分
  • スホ 50分
  • チェン 50分
  • カイ 1時間5分
  • チャニョル 52分
  • シウミン 1時間
  • レイ →?
  • セフン →?
こういう統計が出ていたのでね…(アセアセ) 1時間ひたすら無心でツイッターを眺めるという作業は普通に楽しいけど、超高速で流れていくグループラインに1時間つきっきりで対応となればけっこう体力いりますよね。自分の好きに呟くだけならまだしもチャットっていう体だからQ&Aの世界が存在するわけで、それでも150対1なのでパッと目についたものをその時その時で消化していくしかない。チャニョルやセフンはけっこうファンからの質問拾って答えてくれてた印象があります。く〜〜優男!
 
それぞれがこのチャットに何分費やしたのかを調べた以上は、早々と切り上げたように見えるベッキョンとギョンスの名誉のために言っておかなければならない。「20分程度を予定しています」という文書がチャットメンバーを募る際に公式から提示されている。つまり、メンバー全員ミッションはクリアしたことになるわけです!2人とも眠い目こすりながらよくやってくれました。(よっ!10分オーバー!) カイちゃんの1時間越えが後のメンバーに圧をかけた感は否めませんが、最後はみんな「たのしかったありがとう」で締めているので世辞でもそう言ってくれたならばこっちとしても万々歳です。何ならもう結果出てるので答え合わせしましょう!レイさんは55分、せっちゃんも同じく55分でした。こうやって見ると1時間はあっという間である。時は金なり。それでは本題に入ります。レイさんの大奮闘!とくとご覧あれ!
※本人の実際の話し方、雰囲気等もろもろを考慮しての意訳です。「こう言いたかったんだろうな」くらいの軽〜い感じで流していただけたら幸いです。
 
 
EXOと遊ぼう!チャットイベントNo.8 LAY
(開始時刻 2015年8月20日PM8:00〜)
 

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スタンプ
こんにちは ぼくは EXOの レイです
ぼく みなさん 会いにきました  どれだけ ぼくに 会いたかったか さあ 話してみてくだしゃあ〜〜〜〜〜〜
出だしは順調です。誤字も今のところは見られません。スタンプがかわいいですね(似てないけど)
 
 
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ワオ ぼくたちの会社 パソコン 変えたぽいです
以前のチャット時に中国語が打てず「なんだこのパソコン」「なんて日だ」と嘆いていたので、多分マネさんか誰かが中国語追加してくれたんだと思います
 
 
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みなさん ぼくも と〜〜〜〜〜〜〜〜っても 会いたかた です
みなさんに ひとつ 教えてあげますね 今日 中国は 七夕です  男のひとと女のひとがいっしょに 過ごさなきゃいけない日 です わかる?
彼氏がいないって? えへぇ〜〜〜〜 ぼくなんかどうです?
わかる?って言われても… ぼくら出会うべきミルキーウェイ
 
 

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韓国語 いつも 勉強してますよっ
晩ごぱん ッカムジャンケジャン どうですか?
さあきました。誤字のエレクトリカルパレードです。キラキラしてます。
本国ペンA子さん「ここでお茶噴き出した」
 
 
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中国語 勉強 たくさん してください 今度 中国 あそびにきてください 中国いいですよ
中国は 人が おおいです
ぼくに似てる人 いっぱいいるでしょ?(笑)
母国ゴリ押し。中国の人口の多さは周知の事実です。それをまた言う。「中国は 人が おおいです」
 
 

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待ってくださいね ぼく ちょっと 考えてみます
エルカム… どうですか?
ありがとう【カムサハムニダ】の意味もあるし、感動【カムドン】の意味もあるし、イェカム(という)お菓子の意味もあるし
エクソのファンの名前を考えてほしいと言われてレイさんが捻り出したもの。
 
 

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イェカムたちよ もうすこし ゆっくりなさい
エルカムたちよ
さっき自分で作ってもう間違える。エルカムなのかイェカムなのかはっきりして…
 
 
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すみませーん こんなに流れるのがはやいと 混乱します こんな風になりますか?なりませんか?
文面から混乱具合が伝わってきます。ちなみにこのすみませんは本日中にはできません無理です、の「すみません」ではなく、ちょっとそこのお姉さん、とかお水ください、の時に使われる「すみません」です。呼びかけです。呼ばれてます。
 
 
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みなさん ぼく 最近 何してるっのか 知ってますか?
スケジュール空いたら きみのこと 考えてます
いきなり告白してきます。こういう人です。のっかって大丈夫です。ドキドキしましょう。
 
 
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最近は 歌 たくさん 聴いてますよ  オススメするなら うーん… ぼくの歌とか〜
ですが まだ みなさん 聴くことはできません
ぼく ファンのみなさんから いちばん もらってうれしい言葉 「わたしは あなたの側にいるよ」
ぼくの 歌 いつ 聴くことができるでしょうか? そうですねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10月7日 乞うご期待っ
個人的に「そうですねえ(時期不明」の使用箇所がツボで、当時は曲の話云々は一切スルーでした。
 
 
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最近は ぶっちゃけ ちょっと こわいです
ヒコーギ うん たくさん 揺れます 上へ 下へと
誤字アゲイン。乗り物は怖い?という質問への返答だと思います。ポイントは最後の濁点。ヒコーギ!
 
 

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疲れてないですよ ぼく 会いたい ファンのために
みんなと会えて(お話できて)嬉しい、というレイさん。かわいい。
 
 
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ソースは つけて食べるのが 神じゃん
この「갑이다」は韓国のネットスラングで、とある野球ファンが신の漢字変換を【申】と表記してしまい(どちらもシンと読むがこの場合正しくは【神】だった)、それを見た別のファンが「申ってなんだよwww」ツッコミを入れるも【申】の字を似ている漢字の【甲】と誤表記。その間違いを周りがいじり倒して出来た言葉だそう。普通に変換したら「甲だ」と出ますが、この場合の意味は「神だ」となります。こんなの誰から習ったんだろうね… 
 
 

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中国語が少ないなあ 瞬きのあいだに消えちゃったかもしれないです 
消えません。かわいいな
 
 
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ありがとうみんな
最近 いちばん 凝っているのは 我が音楽 ぼくの曲
ほぼ 毎日 絶対 作って 書いて 弾いて
この後も 練習 いきます
USBの管理しっかりね!と叫んでしまいたくなるのがレイペンの性。(以前USBを壊して中のデータ、3年分がぜんぶふっ飛んだ) 
 
 
※ 2014年11月10日にタイムワープ!
レイ本人のインスタより一部抜粋  
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ぼくの作った曲が ぜんぶ消えた
すごく つらい
3年間一生懸命作った曲が ぜんぶ消えた
胸がいたい かなしい
我が子のような曲達が去っていった
どうしたらいい?はぁ…ほんとに
 
 
わかりますか?動揺と興奮で天地がひっくり返ってます。この事件で一曲書けそうですね。レイさんママは息子のあまりの落ち込みようにこうこうこうでこうなのでそちらの分野に詳しい方はぜひお力添えを〜とウェイボで呼びかけたり、また一方でファンもレイさんの心境を慮るといてもたってもいられず血眼でググったりなどしておりました。だけど故障であろうそもそもの現物を見ることは不可能なので、USBがダメなのか、それともパソコンそのものがもう完全アウトであるのかがわからない。ファンは自分たちの非力さを嘆きながら
「諦めないで!」「まだ(データは)生きてるよ!」
と気休めのコメントを送り続けるしかありませんでした。
 
 
私は機械音痴ながら通信機器には基本的にバックアップという機能が搭載されているということは知っていたので、いくらなんでもデータが全部消えてしまうなんて、そんなことはないだろうなと思っていた。呑気だった。浅はかだった。甘い考えだった。その晩屈強なポジティブ論を抱えて眠りについた私を嘲笑うかのように、夜が明けると日の出とともにデータは彼のパソコンから完全に蒸発してしまい
「みんなありがとう、がんばったけど無理だった。気が付いたらこんな時間でした」
という記事が肌寒くなってきた秋の朝にぽつん、と投稿されました。その直後、空港に現れたレイさんは生気が無くまるで亡霊のようで、心の底から同情したことを覚えています。
 
※完全徹夜の顔 
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※動揺を隠せないイヤホンたち
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このUSB事件を乗り越えて出来た曲が、後の正規アルバム第2集リパッケージの14番目に収録された「約束」となります。エクソのメンバーが実際に歌詞を書いて、音という命を吹き込む。それが形になって世に出るということが決まった時の何ともいえない幸せな気持ち。レイペンなこともあり喜びはひとしおでした。これはコンサートの初日記者会見でレイさんから明かされた制作秘話の一節です。
『約束』は昨年12月に作りました。ぼくがトラック、メロディーを作ってチェンが歌詞を書いたんです。それなのに曲が入っているUSBを途中で壊してしまって。結局、同じものを再び作ることはできませんでした。だからこそ新たな気持ちで頑張ろう、と制作にとりかかってやっと完成した曲がこの『約束』なんです。
ぼくが以前作った曲を大切に思っていることは知っていたから、チャニョルとチェンも一生懸命手伝ってくれました。※韓国版の作詞はチェン、ラップはチャニョルが担当
メンバーの助けを借り、ファンからの後押しもあり、いろんな人の気持ちが込められ新たに生まれかわった「約束」。今ではもうハンカチ必須の涙ちょちょぎれソングになりました。これを聞かずしてエクソは語れない… あっだめだ話が逸れる!戻せーーーー!面舵いっぱい!さあチャットに戻らねば… 後半戦いきます!
 
 

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レイ の 由来 ですか?? 中国語で LAYは「困難、大変」を意味します
会社のひとが つけてくれました どうです? 気に入ってくれました?
前から思ってたことだけど、レイさんは「鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス」タイプ
 
 

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みなさんだけですね ちょっとタイム ぼくは お手洗いに 行ってきますので
戻りました みんなが 行かないでっていうから これちょっと ダメなやつ
はい じゃあ 次の 質問 どうぞ
ファンとのチャット中にトイレ行きたいと言い出したのは彼が初めてです、そして尿意をひたすら我慢しながらチャットを続けたのも彼が初めてです
 
 

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ぼくは ブラックヘアが 好きです
わたしはブラウンヘアが好きです 染めよ?
 
 

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ミュージカル 最近 チェンが してるっから たくさん 応援してあげてくださいねえ
これはファンから「オッパはミュージカルには興味ないの?」と聞かれた時の返しです。自分<チェン
 
 

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間食?しますよそりゃあ
チキンは オリジノ でしょ
受験生がんばれ
オリジナル ね 誤字だ
チキンで思い出したけどレイさんはめちゃくちゃ箸の持ち方がきたないです ないしょだよ
 
 

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ぼくは もう 25歳なのに かわいい かわいい って そんなに言われると 困っちゃうな
ぶりっ子め!!!!
 
 

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ぼくね お化けの 夢見たのぉ
これは韓国で一時期流行っていたギャグ?みたいなもの。赤ちゃん言葉で話す、みたいな
 
 

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みなさん ヤンシム(※レイ本人が可愛がっている羊の人形)は元気にしております ので ご心配には及びません
ヤンシム けっこう人気みたいなので いっぺん インタビューでも してみましょうかね
ヤンシムよりMCMの皮でコーティングされた羊のぬいぐるみの所在が気になりますって誰かレイさんに伝えてくれ
 
 

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最近 みた 映画は ジュラシックワールド
あの中の あれ
おっきな恐竜 キャラを 演じてみたいです

「あの中の あれ」


 
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スホに ヒョン は つけないです
リーダー じゃないですか
「スホのことは兄さんって呼ぶの?」というファンからの質問に対する返答。(すほちゃんは91年生まれ、エクソで唯一の同い年ラインです!)
 
 
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メンバーの中で 誰が いちばん おもしろいかって? さあねえ… 最近は みんな どっこいどっこいです
いちばん かわいいと 思ってた メンバーは もう たくさん いっぱい 大きくなったから これからは カッコイイ って言わなくちゃ でしょ
カッコイイよりカワイイが勝つメンバーが未だ半数います
 
 
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ぼく イヤホン よく 無くします ムカっとイラッと
イヤホンの はなし 禁止
あれだけ絡ませといて挙げ句の果てに無くすなんて…(イヤホーーーーン!)
 
 
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ぼくは  %$○〒〆#<¥  すきです
最近は 極限挑戦 撮り終えました みてくれて ありがとうございますです
これはCALL ME BABYと言いたかった、らしい。韓国語のキーボードのまま変換せずに文字を打ったんじゃないかと解析班からチャット後そっこーでネタがあがってきました。日本でいうYouTubeをようつべとタイピングするのと同じですね?(←は?)
 
 
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みなさん お花 すきですか?
スタンプ
持ってって
もう 時間が ないです
いちいちかわいい!!!
 
 
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エクソ すきですか?
スタンプ
持ってって
(ほっこり)(ほっこり)
 
 
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みなさん レイ チャンイーシン すきですか?
スタンプ
ぼくの心も 持ってって
持ってく(照れ)
 
 
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ほんとに 久しぶりに 皆でいっしょに お話しして 感動たくさん いただいて とても しあわせです 
みなさんの おかげで ぼくは 今 こうして 頑張れています みなさんが 応援して くれるから それが力にかわります
今 心をこめて ファンのみなさんに プレゼントを 準備しています 10月7日に 見せることができるように
毎日 欠かさずに 作っている このプレゼント 気に入ってもらえたら うれしいです
いつも ぼくの そばに いてくれる ファンのみなさんに もう一度 ありがとうと 伝えたいです
これから先起こること ぼくは ずっと忘れずにいるよ もちろん 今まであったこともね
それでは! エクソの レイ でした ばいばぁい〜〜〜〜〜〜
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最後は長文で締めてくれました。追ってるこっちも大変だったけど、何百何千のコメントを見てる本人が一番大変。わたしは「感動をたくさんいただいて」という部分がレイさんっぽいなあとか思って見てました。あの人にとっての感動はするもの、じゃなく受けるもの、なんだよねえ… 意識して使ってはいないんだろうけど、そういう言葉が自発的に出るような人っていいですよね!ね!
 
エクソの帽子がまぶしい。55分間ありがとうね!今更だけどおつかれさまレイさん!よかったよ!

白と黒を行ったり来たり

久しぶりに書くブログがこんなに暗くてどうしよう。内容が内容なだけに長くなりそうなのが自分でもわかる。(案の定8000字越え…) だけどどうにもこうにも吐き出す場所が他にないので、とりあえずここに残しておくことにします。振り返った時に笑えるようなものになっていればいいけれど、生憎そういった保証はない。この先どうなるか全くと言っていいほど見当がつかない。彼らの少し先の未来でさえも一ファンの私なんぞには到底はかることはできない。

 
話は今から数時間前に遡る。夕飯を食べ終えてソファーでゴロゴロしながら携帯をいじっていると、何やらエイプリルフールのようなニュースが私の目に飛び込んできた。なんと日本の公式ホームページから【EXO PLANET #2 - The EXO'luXion - in JAPAN】におけるレイさんの全日不参加が発表されたのだ。このたった一通のメールで福岡、東京、大阪全ての公演で彼の姿を見ることはないという悲しい現実が私たちに突きつけられた。日本での単独コンサートのスタート地、福岡は今月の31日だ。あと1週間しかない。いよいよ覚悟しなければならない時が来てしまったのかと、当初は本気でそう思った。それでも彼本人からの言葉がまだ表に出ていないという状況が、崩れ落ちそうなファンを辛うじて支えていることには違いなかった。
 
私がEXOに興味を持ち始めたのは今からもう3年以上も前、2012年の6月頃だったと記憶している。アイドル戦国時代と言われ、生き残り競争が最も激しかったとされるこの年。そんな中でも現地メディアから「東方神起、スーパージュニアの後輩がデビュー!期待の新星!」と積極的に取り上げられよいしょされ、韓中混合グループとして他の追随を許さなかった最強の男の子ばかり12人、それがEXOである。SMは新しい売り出し方法として焦らし焦らしの100日間プロモーションを敢行し、ここまでやるのかと皆の度肝を抜いた。韓国最大手がここまで莫大な金と時間を惜しみなく投資して世に送り出した宇宙人という名の”刺客”。他の事務所にとっての脅威となる存在だったことは間違いない。彼らの思惑通りというべきなのかその綿密に作り込まれた世界観に、アイドル好きの乙女達の心はあっという間に吸い込まれていった。
 
「きた!!!!!こんな子達を待っていた!!!!」
 
顔も良いけど歌も良い。ダンスも良い。性格も皆バラバラで、見ていて面白い。何より若い。ハマらない理由がなかった。
 
そんな彼らが日本でも人気が出るのは至極当然の流れで、私設ファンサイトの会員者数は日を追うごとに増えていった。私は今でこそレイさん推しだが、初めのうちは違う人を見てキャーキャー言っていたので好みは歳をとるに従って変わっていくというのはそうだと思う。ならばどうしてレイさんなのか。どうして私の中でレイさんが一番になったのか。理由はぶっちゃけると自分でもよくわからない。が、きっかけを挙げるとするならデビューしてから数ヶ月後にファンミーティングと称して行われた中国でのプロモーション活動が大きかったように思う。
 
その頃のレイさんはいつもMのリーダーで公式の並び順が隣であるクリスの背中に隠れていて、あまり自分から進んで前に出るようなタイプではなかった。振られたら申し分のない程度に一言二言ぼそっと話すだけだったし、ハッピーウイルスのチャニョルみたいに大口開けて笑うなんてこともない。盛り上げ上手なベッキョンみたいに会話の中心にいる存在でもない。ただ皆が楽しそうにしているのをいつも一歩離れたところから静かに見守っている。言うならばEXOのお母さん的ポジにいる人、少なくとも私には当時のレイさんはそう映っていた。
 
ところがある日、こんなことが起こった。インタビューの返答に詰まってしまい、どうしようどうしようと慌てているクリスを見たレイさんが、徐ろに持っていたマイクをパッと上げて話し始めたのだ。完璧なまでの代弁だった。そこには恥ずかしそうに俯いているいつものレイさんはいない。凛とした背中にキリッとした瞳、そして物怖じしないハキハキとした口調。
 
なしたァ?!なにそのキャラ?!?!!!?!?
 
よくよく聞くと物心つく前からテレビの前に出る仕事をしていたという。ああなるほどと。物静かでシャイで、何を考えているのかよくわからない。普段の彼はちょっとばかし近寄りがたい雰囲気を漂わせている。それなのに不思議と、あの人は誰よりもあたたかい目をしていた。何があっても受け止めてくれそうな懐の深さは、時折発する短い言葉や控えめな行動から確かに感じることができた。私は無意識にこの人は他のメンバー達とどこか違うと線引きをしていたけれど、それこそただの先入観というものにすぎなくて、レイさんはただ周囲の人間に対して”穏やかに、礼儀正しく、慎ましく(五・七・五)”を貫いていたにすぎなかった。それは彼がこの厳しい世界で生きていくために学んで、身につけていった、ある種の知恵だったのかもしれない。デビュー直後で肉体的にも精神的にも不安定なEXO-Mにとっては彼がまさに縁の下の力持ちだった。
 
その後のインタビューや一発撮りのテレビ収録でもレイさんは幾度となくピンチをチャンスに変えてきた。そういう場面を目にするたびにこの人はもしかすると天才なのかもしれない、もっとすごいものを内に秘めているのかもしれないとワクワクしたが、何でもないようなところで突然ドジる。発想が皆よりも少々斜め上を行っている。どこか少し頼りなくて、そそっかしくて、見ているこっちがハラハラすることもある。だがその愛おしいほどの不完全さこそが、何よりも彼の魅力だった。私は気が付くとレイさんを目で追うようになっていた。レイさんが話すと自然と笑顔になっていた。そんなこんなで、レイさんはいつのまにか私の中の一番になっていた。
 
彼を語る上で、天然すっとぼけ事件を避けては通れないだろう。とある中国の番組でMの6人はジェスチャーゲームをすることになった。言葉を発するのは禁止、身振り手振りのみで指定された単語を先頭から順番に伝えていくアレである。
 
お題は優柔不断。これが簡単そうで、結構難しい。スタートはリーダーのクリスから。右手と左手を交互に指差し、どちらか決めかねているというジェスチャーをしながら必死に目で訴えかけると、レイさんから「あ〜〜〜(なるほど)」の声。大陸のファン曰く彼がこのトーンを発している時は基本何も考えていないか何もわかっていない時、つまりは無の状態、らしい。案の定レイさんは隣に座っていたルハンに向けてドヤ顔で自身の左手を見せると、右手の指でそれを示し、そのまま何かを書き殴り、最終的にはぐちゃぐちゃに丸めて放り投げるというトンデモ仕草をやってのけた。この時点でもう優柔不断は完全に消滅した。どんなにジェスチャーゲームが得意な人でもこのぐちゃぐちゃ、ぽーん☆から優柔不断という言葉は出てこないだろう。画面を通してクリスの溜息が聞こえた気がした。その後ルハンは怪訝そうに眉をひそめるシウミンに対して俺にはムリだ察してくれ、と女泣かせの困り顔でぐちゃぐちゃぽーん☆を押し付け、シウミンはチェンに弟よ兄ちゃんがすまない、とその意味不明な動作を申し訳なさげに繰り返し、チェンはタオに…と流れていくわけだがチェンも当然このぽーんと放る仕草から連想される単語が全くもって検討つかないのでタオに中国語で「ごめん…」と謝っていた。一番謝るべきは初っ端から優柔不断を消し去ってしまったあのすっとこどっこいである。後に素晴らしい感性を持った末っ子のひらめきによってその場は収束に向かうわけだが、あれはどう考えても一般人にはわからない。今見てもそう思う。(※画像参照)
 
 
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レイさんが日本での人気が出始めたのはやはりSMTが大きかったと私は思っている。EXOだけではなくその事務所に所属しているアイドルが一同に会する、まあ少し意味合いは違うが年末のジャニーズカウントダウンライブみたいなものだ。東方神起のためだけに来る人もいるし、少女時代とSHINeeを見に来る人もいるし、これからハマる予定なのでとりあえず品定めに、という人もいる。年齢層も男女比もバラつきのある、なかなか面白いコンサートである。そしてその際に自己紹介として一人当たり持ち時間10秒程度を与えられたEXOは思い思いの挨拶をする。「来ていただいてありがとうございます」「盛り上がりましょう!」「大好きです」「風邪に気をつけてくださいね」と言った文がお決まりだが、レイさんはなんと持ちネタがあるのだ。
「銀河から来たユニコーン、レイです」
これが強い。日本人だとそのままさらりと流してしまうような短文であるが、中国人であり、且つ日本語に親しむ機会がないレイさんが言うのは私たちが東京特許許可局を連続早口で言うのと同じくらい難しいのである。レイさんは「銀河」がうまく言えないので当時はキンカン「キンカ」「キカ」などの聞き間違いが相次いだ。これがどれも日本語として実際に存在している単語であるので余計に憎い。そして去年だったかキンカンから来たユニクロがいるらしい」ツイッター上で話題になった。ユニコーンすら聞き取れていないという非常事態だった。以来レイさんは”不思議な子”として日本のお茶の間に定着していった。
 
 
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そんなレイさんにはある夢があった。
「自分の母国、中国で認められたい」
これが現在のEXOにおける活動に最も重大な影響を及ぼしている。レイさんは今年の3月末に個人事務所をSMとの専属契約内で運営することを発表した。これは韓国の事務所に所属している外国人としては前例がなく、彼が初の試みだという。以前より中国進出を視野に入れていたSMと、母国で活動の場を広げたいというレイさんの利害がとどのつまり一致したことになる。設立のタイミングが悪かったことを除けば、出だしは比較的順調だった。レイさんもとある中国のインタビューで
「個人事務所を作るにあたって、交渉前にメンバーには話をしました。一人一人個別に」
と言っていたし、CMBの活動が映画撮影でほとんど参加できなかったのは少々不本意であったかもしれないけれど、メンバーもとりあえずは了承していたことになる。撮影が詰まって現地から離れられないためカムバック活動の一環として行われた記者会見ではテレビ電話で韓国と中国を繋ぐという試みもとられた。リーダーのスホは「早く会いたい、身体に気をつけて頑張ってほしい」と声をかけた。この映画の撮影が終われば、またEXOとしてステージに立つレイさんが見られる。もう少しの辛抱だとファンは皆そう思っていた。初の映画出演だったこともあり、共演者と一緒に写真に写っているレイさんは母国の言葉に囲まれて、母国の愛に包まれて、とても幸せそうに笑っていた。私も映画の公開が待ち遠しかったし、これをきっかけにEXOはまた中国での活動を再開してくれるんじゃないかと、当時は本気でそんなことを考えていた。
 
そういう中でEXOは4月8日にデビュー3周年を迎えることになる。記念イベントが北京で行われることは前々から決まっていた。だがレイさんが参加できるかどうかわからないという。本人は北京で撮影中なので来られないはずがないというのがファンの予想だっただけに、まさかの事態だった。結局ギリギリ、滑り込みセーフの参加になったわけだが、終わるとハヤブサのごとくマッハでレイさんは撮影地に戻っていった。イベント中は終始笑顔だったが、目を伏せる仕草がいつもより多かったことに気付いた人はどのくらいいるだろう。疲労が溜まっているのは明らかだった。そして私は数ヶ月後のインタビューで当時の裏話を知ることになる。
「EXOの3周年記念イベントになんとか参加しようと共演者皆に事情を説明し、監督に頭を下げてほんの数時間の休暇を貰った」
きっともう、この時点で何かがおかしかったのだと思う。事実これをきっかけにバラエティー番組のキャスティングや記念行事のゲスト起用があれよあれよと言う間に決まり、そして幸か不幸か撮影に日数を要する映画出演の話も再び舞い込み、次第に韓国へ戻る回数は減っていった。それに乗じてEXOのメンバーと会う時間も、減っていった。
 
私は正直、個人事務所を作ることにあまり良い印象は持っていなくて、そういう類のツイートは見ないようにしていた。というよりはいつもであれば韓国語で即訳が入るようなインタビュー記事でさえ、何故か流れてこなくなったのである。英訳はあっても、韓国語訳がない。EXOの活動とは関係なく発せられたレイさんの言葉は、だんだん私達に届かないようになっていた。中国のファンは日本や韓国のファンとは異なりツイッターを使う習慣がない。それもあってか、アイドルとファンの間では最も致命的な《関心が薄れていく》という事態が起こっていた。そしてとうとう、レイさんは音楽番組にも姿を見せなくなった。
 
それでも単独で行われたコンサートへの参加は絶対だった。ソウル、上海、バンコク、北京。レイさんは過密なスケジュールの合間を縫って現地へ飛んだ。ツイッターで追うことさえ大変な程の移動頻度。前日の夜中に到着し、午前で数時間のリハーサルを行い、当日終了するとその足で空港へと向かう、なんてこともザラにあった。久しぶりに顔を見られたので嬉しいと快く迎える人もいたが、こういう時だけ参加して何様だ、という人も少なからずいた。それでも何を言われようと、レイさんはステージに立っていつもと変わらないパフォーマンスをこなした。ぶれることは決してなかった。ダンスや歌に関して手抜きは一切見せなかった。
「本質を忘れちゃいけない、僕の根本は歌手で、EXOだから」
この言葉が私達ファンにとっての支えというか、ある種のバロメーターみたいなものになっている。レイさんがEXOでいる限りその針が振り切れることはないし、9人の枠というものに納まっていればまず変化することはない。それがどうしたことか、今回の単独コンサートに至っては全日不参加ときた。多方面から何十ものアイドルが集まるような合同コンサート(2〜4曲披露)であれば、そのためだけにわざわざ韓国へ戻って収録することはない、という言い分は百歩譲って理解できる。だが今回はEXOしか出演しない。
EXOのEXOによるEXO(ファン)のためのコンサートである
 
「お金出しても会えないなんて」「いつから優先順位が変わってしまったのか」「脱退フラグ」「結局誰がゴーサイン出してるの?」「はっきりしてほしい」ファンの言い分はだいたいこんな感じである。レイさんを責める人もいれば事務所を責める人もいるし、レイさんを責めるファンを責める人もいる。現在のツイッター上は土俵と化しており、はっけよいのこったで暴動が起きかねない状況だ。行司がいないのが更に痛い。公式文はこうである。
「中国での個人活動により、スケジュールの調整が困難になったため、LAYの本ツアーの参加を見送らせていただくことになりました」
責任の押し付け方は多種多様だ。こうやって書いておけばレイさんの個人事務所が一方的に悪いような感じがしなくもなくもない。もう本当に意味がわからない。
 
確認しておきたいのは、個人事務所がSMの従属契約内で運営されているということだ。スケジュールの調整並びに最終決定権を所有しているのはSMであるのか、それともある一定のラインを越えなければ個人事務所という名の下で彼が自由に組み込むことができるのか。残念ながらこの一文だけでは判りかねる。以前私が読んだ記事にこういうものがあった。
「今後EXOは日本での活動を積極的に展開する予定だが、一部の華人メンバーは残念ながら我が社との訴訟問題のために日本進出に参加できない」
これはSMの現社長であるキム・ヨンミンが中国のメディアに対して語ったものである。もはやここまで開き直られると何も言えないし、反論したところでどうにもならない。「」は見えない武器であり、ファンを抑えつけることのできる最強の常套句だと思った。結局誰も「法的拘束力」には勝てないのである。メンバーの言い分も、希望も、その両親の想いも、全部これで言いくるめられてきた。辞めていったのはみんなEXOという地位と引き換えにそれと戦った子達だ。あの時は悲しいことにそうするしか、方法がなかった。
 
私達ファンに明かされている情報は限りなく少なく、全て憶測でものを言うしかできないことが辛い。だが今回のコンサートに関してはハッキリ言って言語道断である。福岡、東京、大阪と全都市を周る人は確実にいる。レイさんが好きで、一生懸命団扇も作って、バナーも自分で印刷した。そんな人達を思うとやりきれない。息抜きに1日だけと親に頼み込んだ受験生の女の子、毎日働いてこのためだけにバイト代を貯めた学生、地方から何万円もかけてやってくるお姉さん、子供と一緒に参戦できることを楽しみにしていた母親皆それぞれ理由は違うけれど、レイさんに会いたいと、EXOに会いたいとファンクラブに入って、半年も前からチケットを取って、本当に本当に楽しみにしていた。コンサート前のファンの気分は例えるならジェットコースターだ。落ちるのは公演が全て終わった後、レイさんをたっぷり堪能して現実世界に戻ってから、のはずだった。それが1週間前にして急に速度を上げ、降下した。捕まっていなかった身体は安全バーの下でふわりと浮いて、まるで宙に放り出されたような感覚に陥った。
 
現在、チケットの売りが先行している。当たり前だが出処は殆どがレイペンだ。どうしてこうなってしまったのかはわからない。わからないけれど、数日前までは「大きなステージでの公演で緊張していますが、皆さんに会えることを思うとドキドキします!」と言っていたレイさんの今の気持ちを汲み取ることは私にはできない。今まで何度も「単独コンサートにだけ参加するレイはずるい」と発していた他メンバーのファンの言葉にも、私はどう返したらいいのかわからない。もう彼のファンでさえも擁護できなくなってしまっている状況に誰でもいいから早く気付いてほしい。これは以前EXOが来日した際にレイさんが自身のSNSに載せたものである。
 
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【久しぶりに 一緒に ご飯 たべた】
あまりメンバーとの写真をSNSにあげないレイさんが来日した時に選んだのは食べていたラーメンではなく、家族団欒を写したそれだった。皆と再会できたことに対する喜びの気持ちがその短い文には確かに込められていた。だけど私はこの時、レイさんには改めて自分もEXOの一員だということを感じてほしかった。おかえり、と迎えてくれる人がいる。頑張れ、と応援してくれる人がいる。これ以上に幸せなことがあるだろうか。
 
今は正直言って、お先真っ暗だ。どうしてこう全部が全部悪い方向に流れてしまっているのかがわからない。自分を信じて、未来を見据えて、ただひたすらに突き進むその真っ直ぐな姿勢が好きだった。でも今はレイさんが目指すその場所が、私達には見えない。人の心のど真ん中にある感情は表現することで意味を持つもの、誰にも奪うことのできない唯一のものであるのに、ファンにはレイさんのそれがわからない。悲しいけれど今は皆が疑うことしかできていない。きっと彼自身も自覚はあると思う。その証拠に聞かれてもいないのに、まるでゼンマイ仕掛けの人形のようにレイさんは「僕はEXOを辞めません、僕はずっとEXOのメンバーです」を繰り返し公言している。
 
全部が不安定で、不透明で、一番辛い思いをしているのは誰だろう。ひとつ確かなことがあるとすれば、レイさんは日本のコンサートに参加したかった。公式メッセージを見る限り少なくともレイさんは数日前までは行く気でいた。でもレイさんは来ない。それが現実だ。EXOのメンバーがこのニュースを知ったのが、SNSを通してではないことだけを祈っている。